意外とやってる過干渉。育児中の “あるある” が、子どもの自信も意欲も主体性も奪っていた!
と子ども自身が気づけるよう、「あ、あっちにもおもしろいのがあるねぇ」などとヒントを与える程度がいいのだそう。自分で “遊び” をコントロールできてこそ、子どもは “遊び” を存分に楽しめると嶋村さんはいいます。
それに、“遊び” は子どもが試行錯誤を重ねる大きなチャンス。「こうしてみようかな、ああしてみようかな」「さっきは失敗したから、今度はこっちにしてみよう」といった思考やチャレンジが、子どもの成長において重要な学びとなるのです。
それらがないと、子どもの自主性や意欲、自立心に好奇心が育たず、能力開発の機会まで失われてしまいます。諸富祥彦さんいわく、子どもが失敗しようが何をしようが、余計な手出し口出しをせずに、じっと根気よく見守り、自由に遊ばせておくことが大切とのこと。
もちろん、だからといって子どもから目を離し、スマートフォンをいじっていいわけではありません。遊んでいる子どもが振り返り、親の姿を確認したとき、「しっかりと見守っているからね」と表情や視線で示すことも大切です。
それにより子どもは安心して、自分の感性を豊かにする “遊び” に、再び没頭できるでしょう。
***
先回りをする親の心理や、そのリスクと、親がとるべき行動などを紹介しました。「先回り」をやめて、どんどん子どもを成長させてくださいね。
(参考)
PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)|子供を潰してしまう、高学歴な親の口グセ
日経DUAL|「過干渉育児」の恐ろしい弊害子育ては根気が一番
All About|「カーリングペアレント」とはどんな親?
東洋経済オンライン|「普通の家庭の子」の精神が追い詰められるワケ
StudyHacker こどもまなび☆ラボ |過干渉していませんか?子どもの「自主性」を伸ばすための4つの声かけ
StudyHacker こどもまなび☆ラボ |危険にも種類がある。挑戦が達成感に変わる「リスク」と「ハザード」はどう違うのか?
StudyHacker こどもまなび☆ラボ |「本当に自由に」試行錯誤する機会を子どもたちに――“本気の遊び場”プレーパーク
ダ・ヴィンチニュース|「自分には価値がない」と考えてしまうメカニズム―親の過保護や過干渉から解放されるには?
根本橘夫著(2007),『なぜ自信が持てないのか―自己価値感の心理学』,PHP研究所.
2歳? 4歳? 6歳? 子どもの年齢別・添い寝からひとり寝への移行ポイント