子育て情報『ただの音楽教育じゃなかった! リトミックの効果とレッスン内容を詳しく解説。』

2020年3月2日 09:32

ただの音楽教育じゃなかった! リトミックの効果とレッスン内容を詳しく解説。

0歳から5歳までの年齢別に、リトミック教室で行なわれているレッスン内容の例を紹介します。子どもの発達段階に合わせて、各年齢の子どもたちが楽しめるようなレッスンが行なわれているようですよ。

■0歳児のリトミック
0歳児を対象としたレッスンを実施しているリトミック教室は限られていますが、もし近くに教室がない場合でも、保護者主導で自宅にて行なうことが可能です。芸術教育研究所(現・芸術と遊び創造協会)が提案する0歳児向けのリトミックは次のようなもの。

  • 授乳後のリトミック
    授乳後、げっぷを促すときに、ゆったりと子どもの体を立て、だっこして歌を歌ってあげながら背中をやさしくたたいてリズムを伝える。
  • 目が見え始めたころのリトミック
    紙テープや色のはっきりした色紙を50cmくらい離した場所につるす。紙テープが不規則に揺れたり、カサカサを音を立てたりする様子を眺めるだけでも、リトミックのレッスンになる。
  • 首がしっかりしてきたころのリトミック
    子どもを膝の上に座らせて首の後ろに片手をそえて支え、歌を歌いながらゆっくり前後にゆすってリズムを伝える。
    子どもが慣れてきたら、首を支えるのをやめて、背中や腰をささえて同様にゆする。一人座りができるようになったら、向かい合って床に座り、手をつないでゆする。
  • ■1歳児のリトミック
    多くのリトミック教室で、1歳からを対象としたレッスンが行なわれています。2歳ごろまでは、保護者と一緒にレッスンに参加するスタイルが一般的です。

    たとえばカワイ音楽教室では、保護者と一緒に、手遊びや体を使った遊びを通してリズム活動を行ないます。このほか、童謡に合わせて大きな身振り手振りつきで講師と一緒に歌うレッスンもあるそう。
    音楽教育学・リトミックを専門とする、京都女子大学教授の神原雅之氏によると、1歳児になると全身運動を伴うリトミックができるようになるとのこと。床を転がりながら回転時の緊張と体を止めたときのリラックス状態を体験するレッスンは、その一例です。


    この時期の子どもはまだ歌を上手に歌える段階ではないので、レッスン中は保護者がやさしく、一語一語はっきりとわかるように語りかけます。また、リズムに合わせることもまだ難しいもの。ですから、1歳児のリトミックでは、親子で一緒に音やリズムを「楽しむ」ことがなにより大切になります。

    リトミックの効果03


    ■2歳児のリトミック
    神原氏によると、2歳になれば、音楽の休止に対する反応や、ボールなどの道具を使いながらのリトミックなどができるようになるそう。

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