母親は「約7年6ヶ月」、父親は「約3年4ヶ月」。わが子と〇〇する時間の短さに涙が出そうーー
毎日一緒にいると永遠のように感じる「子どもと過ごす時間」。しかし実際には、長い人生のなかで子どもと一緒に過ごせる時間はとても短く、多くの親たちが「子どもが小さいうちにもっといっぱい遊んであげればよかった」「もっといろいろな場所に連れて行ってあげればよかった」と後悔するといいます。
今回は、「子どもと一緒に過ごせる時間」について考えていきましょう。
わが子と一緒に過ごせる時間は驚くほど短い!
子育てをしていると、「子どもはかわいいけど、一緒にいると疲れるときもある」「たまには、ひとりの時間が欲しい……」と考えることもありますよね。親子で過ごす時間はかけがえのない思い出になるとわかってはいても、同じように過ごす日々があと何年も残されていると思うと、 “いま、この瞬間” の大切さにはなかなか気づけないものです。
「まだまだたくさんある」と思い込んでいる “子どもと一緒に過ごす時間” ですが、具体的にはあとどれくらい残されているのか、真剣に考えたことはありますか?生まれたばかりの赤ちゃんが大学進学のタイミングで実家を出て行くと仮定すると、約18年間、親子は一緒に過ごすことになるでしょう。
しかし実際には、小学校、中学校、高校と成長するほどに家にいる時間は減り、休日も親と過ごすよりは友だちと遊びに出かける頻度が増えてきます。
そう考えると、実質的に親子で一緒にいられる時間は、もっとずっと短いはず……。調べると、衝撃的な数字が出てきました。
母親:約7年6ヶ月
父親:約3年4ヶ月
これは以前、バラエティー番組『チコちゃんに叱られる』(NHK総合テレビジョン)で紹介された「わが子と生涯で一緒に過ごす時間」です。みなさんの想像をはるかに超える短さなのではないでしょうか。父親にいたっては、母親の約半分という結果に。
この数字について、さらに詳しく説明していきましょう。
親子が一緒に過ごせる時間、小学校卒業時にはすでに半分経過
「わが子と生涯で一緒に過ごす時間」について、番組では関西大学社会学部教授の保田時男先生が詳しく解説しています。先ほどお伝えしたように、母親が生涯わが子と一緒に過ごせる時間は約7年6ヶ月(約65,700時間)、父親は約3年4ヶ月(約29,200時間)。
具体的には、どの時期に、どれくらいの時間を一緒に過ごすことができるのかも導き出しています。
まず、わが子と一緒に過ごせる時間の全体を100%とします。