子育て情報『「考える力」を奪う親のNG行為。いま、マニュアル通りにしか動けない若者が増えています』

「考える力」を奪う親のNG行為。いま、マニュアル通りにしか動けない若者が増えています

を伸ばすためには、どのようなことを心がければいいのでしょうか。いくつか提案するのでぜひ参考にしてください。

■「なぜ?」とたずねて論理的思考を探求させる
「なぜそう思ったの?」「どうしてこれを選んだの?」と聞くことで、考えるきっかけが生まれます。教育評論家の石田勝紀さんによると、「人間は『なぜそうなの?』『なぜだと思う?』『どうしてこうなんだろうね?』と問われると考えるようになる」のだそう。

たとえば、「今日着ている服はどこで買ったの?」と聞かれれば「○○にある△△というお店です」と、ただ事実だけを述べればいいので “考える” 必要はありません。しかし、「どうしてこの服を選んだの?」と聞かれると、「どうしてだったかな?」と考え始めるでしょう。

これが “考える” ということです。普段からこのように「なぜ?」「どうして?」と問いかけるようにすると、子どもの考える力はぐんぐん伸びていきます。


■親が手本となって「考える姿」を見せる
前出の狩野みきさんは、「わが子に『考える人』になってほしいのであれば、親が考えるという行為を “当たり前の習慣” として見せあげるべき」と話します。つまり、親がお手本となって「考える姿」を見せてあげるのです。

狩野さんによると、「考えるという行為はクセのようなもの」であり、「普段から考えるクセをつけておくからこそ、いざという難関にぶつかったときにじっくりと考えて納得のいく答えが出せる」のだそう。

子どもは親の普段の言動を見て、自然と「習慣」を身につけていきます。子どもが考える力を習得するためには、お母さん・お父さんが普段から「なんでかな?」とつぶやき、考えることが習慣化しているのが理想的なのです。

■ドリルを活用して考える力を養う
「自分で考える力」をつけさせたいけど、「考え方」を学ぶのになにかいい方法はないかな?とお悩みなら、『ハーバード・スタンフォード流 子どもの「自分で考える力」を引き出す練習帳』(PHP研究所)がおすすめです。この本は、小学生対象の「考える力+伝える力」クラスで狩野さんが長年やってきたことを【クイズ+解説】という形で一冊にまとめたもの。質問内容はとってもユニークなものばかりです。


「ある朝、目が覚めたら、お母さんと体が入れかわっちゃった!何をする?」
「子どもが学校でぜったいにやらないことを5つ、あげてみて」

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