子育て情報『【水のかさ・お金の計算・時間】子どもが苦手な文章題3つ! 解き方ポイント教えます。』

【水のかさ・お金の計算・時間】子どもが苦手な文章題3つ! 解き方ポイント教えます。

はなさん:たおさんが起きる15分前に起きました。
こうきさん:めぐみさんが起きた15分後に起きました。
たおさん:こうきさんが起きる10分前に起きました。
めぐみさん:はなさんが起きた10分後に起きました。

この問題を解くには、自分で具体的な時刻をあてはめて、ひとりずつ状況を整理していくのがよいでしょう。

たとえば、はなさんが起きた時間を仮に7時とすると、はなさんの話から、たおさんは7時15分に起きたことがわかります。また、めぐみさんの話から、めぐみさんは7時10分に起きたことがわかります。こうきさんが起きたのは、めぐみさんが起きた15分後ですから、7時25分ですね。


4人の起きた時間を整理すると、以下になります。

はなさん:7時
こうきさん:7時25分
たおさん:7時15分
めぐみさん:7時10分

よって答えは、はなさん→めぐみさん→たおさん→こうきさん です。

学びノベーション13-3


「文章題」に苦手意識をもたないために

今回は、お子様がつまずきやすい「水のかさ」「お金の計算」「時間」を扱う文章題をご紹介しました。

単純な計算問題とは異なり、問題文を読んで自分で状況を整理し、イチから式を立てなければならない文章題は、「速く解くためには邪魔」「ひっかけ問題ばかりでイヤ」と、多くの子どもたちから敬遠されているのが現実です。しかし、前回の連載でもお伝えしたように、受験の場面では、算数に限らず、問題文の長いものが多く出題されています。文章題に苦手意識をもつことは、ほかの科目の成績にも悪い影響を与えかねないのです。

子どもの文章題への苦手意識を取り除くために、おうちの方にぜひ覚えておいていただきたいことがひとつあります。それは、「速く解くことに価値を置きすぎない」ということ。
文章題を解く上で大切なのは、「速く答えを出すこと」ではありません。

むしろ、答えを出すまでの、「文章を読み、必要な要素を抜き出し、考えて式を立てる」というプロセスのほうが大切なのです。このプロセスはあらゆる問題解決の基本で、文章題に取り組むことで得られる問題解決能力は、将来にわたってお子様の役に立つ財産となるはずです。

今回ご紹介した問題が、「自分の頭でじっくり考えること」の大切さや楽しさに気づき、文章題への意識を変えるきっかけになれば幸いです。

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【水のかさ・お金の計算・時間】子どもが苦手な文章題3つ! 解き方ポイント教えます。

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