親子でオンラインアート鑑賞! 読解力・観察力を鍛えよう【世界のおすすめ美術館】
世界中の美術館とコラボレーションしており、10万点を超える作品を検索、鑑賞できます。
コンテンツの切り口もかなりクリエイティブです。たとえば、「ヴェルサイユ宮殿をあなたのものに」というヴァーチャルツアーでは、フランス王家のかつての館を巡ります。そのなかには「あなたは王家の誰に似ているでしょう?」という、質問に答えながら鑑賞を進めていくような斬新なコンテンツも。
また、作家・時代・カテゴリーなど、あらゆる面からのアート検索が可能で、特にユニークなのが「色」による検索です。選んだ色の作品がまとめて目の前に広がり、その美しい画面を眺めているだけでも幸せな気分になります。お子さんと遊び感覚でいろいろと試してみてください。アートが身近に感じられますよ。
■オンライン美術館 HASARD
オンライン美術館 HASARDは、「アートをもっと身近にするために、『誰でも・いつでも・無料で』気軽に立ち寄れる場を提供したい」という思いからつくられました。展示されているアート作品すべてが “超” 高解像度の画像なので、パソコンやタブレットなどの大きな画面での鑑賞がおすすめです。細かい筆の動きや色のグラデーションまで、しっかりと鑑賞することができますよ。
また展示は、企画展としてテーマに沿って公開されているので、まるで美術館で鑑賞しているような気分になるかもしれません。そして「Moving Painting」(動く絵画)シリーズは、有名絵画の背景が動くという、オンライン美術館 HASARDが提案する新しいアートの楽しみ方。「アートの楽しみ方は変わるもの。しかし、アートの魅力は変わらないもの」として、アートの楽しみ方に新しい可能性を見いだしています。
オンラインアート鑑賞には「おしゃべり」がおすすめ!
オンラインアート鑑賞にルールはありません。
オンラインのメリットを活かして、とにかく自由にアートを体験することにつきます。ですが、オンライン鑑賞についてもし筆者からひとつだけ提案するとしたら、家族やお友だちと一緒に鑑賞して、お互いに思ったことや気づいたことを、 “おしゃべり” してみてください。
対話型アート鑑賞法を参考にしてみてもよいでしょう。こどもまなび☆ラボでも、対話型アート鑑賞法について紹介している記事がありますよ。ぜひ読んでみてくださいね。
■『親子でアートを感じよう!多様性の時代に必要な “生きる力” を育む「対話型鑑賞法」