【産後のママに寄り添う】「産後ケアリスト」とは?サポート内容や料金・利用方法を紹介
産後のママの身体と心の状態は?
ママの身体が回復しようと変化する時期
妊娠・出産は、ママと赤ちゃんの身体と心に大きな影響を与えます。
主に産後6~8週間までは産褥期(さんじょくき)と呼ばれ、ママの身体が妊娠前の身体の状態に回復しようとする変化と、赤ちゃんのために母乳を分泌しようとする変化とが同時に起こる時期です。このようにママの身体に大きな変化があるときは、できるだけ身体を休めることが大切とされています。
しかし、実際には数時間おきの授乳やおむつ替えなどでまとまって休む時間がとりづらく、育児に対する責任感や不安が募り、精神的・身体的な疲労がたまりやすくなっているママも少なくありません。
※産褥期…ママの身体が妊娠前の状態に戻るまでの期間。おおよそ産後6〜8週間まで。
マタニティブルーズと呼ばれる症状も
産後数日〜10日程度は、不安や気持ちが落ち込むマタニティーブルーズの症状があらわれ、心身ともに不調が続き落ち込みやすい時期とされています。マタニティブルーズの症状は一時期で終わることでほとんどですが、症状が長引く場合は医師や助産師に相談して早めに対処できると安心です(※1)。
近年は、近くに祖父母が住んでいないなど核家族化が進み、ママがひとりで子育てや家事を担う場面も増えてきました。産後うつや夫婦仲にズレが生じる産後クライシスも気になる方も多いでしょう。できるだけ産後のママの負担を減らすためにも、ママと赤ちゃんのそれぞれに合ったサポートを上手に活用していけると良いですね。
産後ママをサポートする「産後ケアリスト」とは?
「産後ケアリスト」とは、一般社団法人日本産後ケア協会の認定資格を取得し、産後のママのサポートを行う人のことをいいます。出産後の女性の心と身体、子育てをサポートする訓練を受けており、ときにはマタニティ期から子育て環境を整える手伝いをします。
産後のママは赤ちゃんを迎えて嬉しく思う反面、身体の不調や育児に対する不安、夫婦関係に関する悩みなどを抱えてしまうことがあります。産後ケアリストはそんなママの気持ちに寄り添い心の声に耳を傾けながら、子どもの成長に合わせたさまざまな支援を提供していく人たちといえます。
産後ケアリストのサポート内容は?
産後ママの身体のサポート
産後のママは腰痛、産後腱鞘炎、尿失禁など、さまざまな身体のトラブルに見舞われることがあります。