子育て情報『妊娠中はルイボスティーの飲み過ぎに注意!胎児への影響について解説』

妊娠中はルイボスティーの飲み過ぎに注意!胎児への影響について解説

赤ちゃんの胎動が弱くなった症例

出産予定日を2週間後に控えた女性の症例では、赤ちゃんの胎動が弱くなったことにより医師の診察を受けた結果、胎児PCDAの兆候があることが判明しました。帝王切開へと切り替え、無事出産にいたっています。

胎児PCDAを発症したのは、妊娠36週から足のむくみを解消するために毎日ルイボスティーを煮だして飲んでいたことが原因と考えられています(※4)。

このような症例はプルーンの過剰摂取でも見られます。プルーンにはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれていることから、ルイボスティー以外の食品にも注意が必要です。

妊娠中に飲めるルイボスティーの量は?

妊娠中はルイボスティーの飲み過ぎに注意!胎児への影響について解説


これまでのところ、妊娠中や授乳中に飲めるルイボスティーの明確な基準は示されていません。懸念されている胎児PCDAは特に妊娠後期に多く報告されており、1日500mLの摂取で発症した症例もあります(※5)。

ルイボスティーはティーバッグやペットボトルなどで市販されていて手軽に摂取できるお茶ですが、500mL以上を毎日飲むなど習慣的に水分補給に使うことは避けたほうが良いでしょう。


妊娠中は注意!ポリフェノールを多く含む食品

妊娠中はルイボスティーの飲み過ぎに注意!胎児への影響について解説


ポリフェノールはとても身近な成分で、果実や野菜といった植物性食品に広く含まれています。ポリフェノールの含有率が高く、もっとも多く摂取されている食品が玉ねぎです(※6)。トマト、キャベツ、バナナなども口にする機会が多い食品ですね。

このように、ポリフェノールはごく一般的な食品にも含まれているため特定の食品を過剰摂取するのではなく、どの食品もバランスよく取り入れるように意識していきましょう。

ほかにもチョコレートやココアなどのし好品やコーヒー、緑茶、紅茶にもポリフェノールが多く含まれています。プルーンやブルーベリーを使った健康食品などを摂る際には、自己判断せず医師や薬剤師に相談すると安心ですね。


赤ちゃんに飲ませても大丈夫?

妊娠中はルイボスティーの飲み過ぎに注意!胎児への影響について解説


これまでのところ、赤ちゃんがルイボスティーを多量に飲んだときの安全性や有効性を示すデータはありません。小児では8歳の女の子が突発性中枢性尿崩症と診断された症例が報告されています(※5)。

一方で、口にしたからといってただちに健康に被害をおよぼすというデータも認められていないため、過去に飲んでいた場合でも心配しすぎないことが大切です。

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