親子で楽しむ! 歯磨きを嫌がる子どもの対処法
毎日することなのに、多くの子どもが嫌がって親を困らせているのが歯磨き。それまでご機嫌でも歯ブラシを見せた瞬間に号泣なんてことも…。なぜそこまで歯磨きを嫌がるのか、そしてどうしたら嫌がらずに歯磨きをさせられるのかについてまとめます。
まずは嫌がる原因究明から
子どもが歯磨きを嫌いな理由は人それぞれですが、一般的に多くの子が嫌がる理由はいくつかにまとめられます。まずは歯ブラシが口に入る異物感が苦手な場合。子どもにとって口に異物が入って、しかもそれが上下左右に動くのだからもう大変!そんな場合は、赤ちゃん用の歯ブラシを渡し、好き勝手にいじってもらいましょう。親が歯磨きをしているのを見せれば、子どももまねをして口に入れ、自分で動かして徐々に慣れていくようです。
ママの仕上げ磨きが痛いという理由で歯磨きが嫌いな子も多いようです。
大人の感覚で強く力を入れて磨いていたり、とにかく口の中をめいっぱい磨こうとすると子どもにとってはかなり痛いようで、歯磨きを嫌がるようになってしまうのだとか。鉛筆を持つように歯ブラシを持つと力が入りにくくなるのでオススメ。また、小帯と呼ばれる歯茎と唇をつなぐ部分は痛みを感じやすく、ここに歯ブラシをあててしまうと痛がって歯磨きを嫌がる原因になるので注意しましょう。
そして重要なのが、ママが怒らないこと。「歯磨きをするとママが怖くなる」という理由で歯磨きが嫌いになってしまう子も多いといいます。なかなか歯磨きをしなかったり、歯ブラシを渡しても歯を磨かずに遊んでいたりすることも多いと思いますが、きつく叱るのではなく、一緒に楽しく歯磨きタイムを過ごす工夫をしてあげるようにすると◎。
歯磨きタイムを好きな時間に
歯磨き自体に苦手意識を持ってしまったら、嫌いな原因を取り除いてもなかなか好きにはなってくれないもの。そこで歯磨きタイムが好きな時間になるようなアイデアを紹介します。
まずはツールで楽しく。歯ブラシや歯磨き粉、コップなどに好きなキャラクターがついたものを用意したり、歯磨き動画や歯磨き絵本といったものを用意して、楽しく歯磨きをするイメージをつけさせましょう。
また、歯磨きは親子のコミュニケーションタイムのひとつ。笑顔で過ごすことを心がけ、普段できないことがちょっとでもできたらしっかり褒めてあげてください。歯磨きが苦手な子は歯磨きタイム自体が嫌いになっていることが多いです。歯磨きは親子で過ごす楽しい時間という雰囲気を作ることで、子どもからすすんで歯磨きをできるように仕向けていくことが大事ですね。
(文・姉崎マリオ)
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