幼稚園や保育園に子どもを預けるようになると、遂にやってくるのがママとの別れ。パパや親戚などとのお別れには慣れていても、ママとのお別れでは号泣してしまう子が多いです。号泣する我が子とどうお別れをしているのか、ママたちの声をまとめます。
号泣の我が子、突き放すのがいいの?
ママとのお別れのときに号泣してしまうのは、それだけママが大好きという証拠。自分を愛してくれている我が子を心を鬼にして突き放すべきなのか、それともやさしく接してあげるべきなのか、多くのママも悩んでいるようです。
最終的には虫のように体に貼りついた我が子を振り払い、号泣する我が子に背を向けて立ち去る必要があるのですが、立ち去り方によって、ママとのお別れに早く慣れるかどうか変わってくるんだとか。
例えば泣きじゃくる子どもを叱りつけて、おもちゃや先生に気をとられているうちにさっと姿を消してしまうのはNGなんだそう。ママが突然消えてしまうと、かえって子どもはママと離れないよう頑張ってしまうことが多いようです。
泣きじゃくっていても、これから子どもが預けられること、ママとしばらくの時間お別れすることを説明してあげて、目と目を合わせてお別れをしていくことが、ママとのお別れに慣れるための近道だといわれています。
どうしても慣れない子には小道具を用意
それでもママが大好きすぎて、預けられること自体には慣れても、どうしてもお別れのときだけは泣いてしまう子もいるようです。そんなときには、まず自分自身が不安になっていないかをチェック。子どもと離れることに、ママ自身が不安を感じていると、それを察して泣いてしまう子もいます。
また、ママと離れてもママを近くに感じられるよう、手作りのお守りを渡しているという人もいるようです。本物のお守りでなくても、小さな人形やキーホルダー、ガーゼのハンカチでも良いので、ママと一緒に選んで決めたお守りを持っているという心強さがお別れの寂しさを我慢させてくれるんだとか。
ほかにも担任へのプレゼントを一緒に作って、幼稚園へ行く大事な目的を設けることでお別れの寂しさを紛らわせたら、号泣しなくなったという意見もありました。
ママとのお別れは、その瞬間はものすごく悲しいものでも、いざ別れた後はほとんどの子がさっきまでの涙は嘘のように幼稚園や保育園を楽しんでいるもの。
別れ際に子どもの涙を見るのはママとしてもつらい時間ですが、親子で共に乗り越えて、早く笑顔でお別れできるようになりたいですね。
(文・姉崎マリオ)