正しい夫婦喧嘩の方法とは? 子どもに「人と人の価値観の違い」をうまくアピールするコツ
みなさん、夫婦喧嘩してますか?結婚7年目の筆者もよくします。子どもの前でしてはいけないと頭では分かっていても、イラっとするつい口が出てしまいますよね。人間は感情の生き物ですから難しいものです。
何年も夫婦喧嘩を重ねていると、正直飽きます。「またこの話題か」「またあのセリフがくるぞ」とパターンが見えるんですね。そこで考えたのが、夫婦喧嘩における価値観の違いを子どもにうまくアピールする方法はないかということ。
不思議なもので、「子どもに喧嘩を見せる」と考えると、喧嘩自体も変わってくるのです。
正しい喧嘩の流れ
「こんなケンカならしてもいいよ。
夫婦げんかを見る子どもの気持ち」でもご紹介した通り、子どもに夫婦喧嘩を見せるのは良くない面もありますが、内容によっては良い面もあります。
言いたいことをガマンして押し黙るより、お互いの意見を言い合うのは子どもにとっても大人にとっても、ごく健全なこと(言いかたがありますが)。「喧嘩になっても自分の意見は言って良い」と子どもが知ることが大切です。
喧嘩はお互いの価値観の違いから起こるもの。正しい喧嘩の仕方は「自分の意見を言う→相手の意見を聞く→お互いの意見を合わせてどうするか考える」という流れ。ただ自分の意見を言うだけで相手の意見を聞かないことが多いので、こじれてしまうんですね。頭に血が上ると、相手の話は入ってこないですから。
「子どもに見せる」と考える場合、正しい喧嘩の流れを守りましょう。
忘れがちな「相手の意見を聞く」を意識すれば大丈夫です。その上で、以下のステップに沿って喧嘩をアピールしてみましょう。
ステップ1:仕分ける
さて、実際に喧嘩に入ります。まずお互い言いたいことを言いますよね。お互いの意見が出たところで、「あなたはこう考えるけど、私はこう考えるのね」とお互いの意見をハッキリ仕分けましょう。
ここで「価値観の違いはパパとママでもある」と子どもは知ります。「友達とも先生ともあって当たり前」と知る前段階となります。
ステップ2:違いを面白がる
次に相手の意見を否定したり、けなさないことです。
意見に優劣はなく、違いがあるだけ。むしろ「そういう視点もあるんだね〜人間って面白いね」と面白がりましょう。そうは言えない時も多々ありますが…けなすのは止めましょう。
こうすると、子どもも価値観の違いから逃げるのではなく、面白く捉えるでしょう。