泣いてスッキリ! “涙活”で上手にストレスを発散させるコツ
こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。
最近、『涙活(るいかつ)』という言葉をよく耳にします。
涙活とは、“あえて泣く”行動を取るということです。言葉にならない感情を涙として外に排出して、心の中にある良くない感情などをデトックスするのです。
今回は、ストレス解消法の1つとされる涙活について説明したいと思います。
●なぜ、涙活?
「涙を流すことがどうしてストレス解消になるのか?」と疑問に感じている人がいるのではないでしょうか。
涙を流すことは、かなり前からストレス解消法として知られていました。
しかし、ただ涙を流せばいいというのではありません。心からの涙(感動など)が必要です。
感情からの涙は、副交感神経(リラックスする作用がある)が働いて流れます。不安感や緊張状態にある心を和らげてくれる 効果があるということが、研究の結果でわかっています。
女性の場合、排卵前後は涙もろくなると言われています(女性ホルモンには涙を促す働きがあるからです)。月に1~2日は涙活の日にしてみてもいいのではないでしょうか。
●涙活の方法
いきなり涙を流すのは難しいと思うでしょう。でも、悲しいストーリーや思い出を使えば、涙は自然と流れてきます。
【涙活の一例】
・悲しい本や映画、DVDを観て泣く
・マンガ本を読んで泣く
『涙活公式ガイドブック』では、さまざまな作品が紹介されています。
ただし、以下のことに気をつけないと効果が半減してしまうことがあります。
【注意点】
・素直な気持ちで涙を流すこと
・「泣けばストレス解消になる」と余計な考えを途中で思い浮かべない こと
・こらえたりしないで、思いっきり涙を流すこと
●泣いた後の処置とは
思いっきり泣いた後は、その悲しい気持ちをずっと引きずらないことが大切です。
いつまでも引きずったままだと、心が悲しみに支配されたままでストレス解消にはならず、さらにストレスを感じることになってしまうからです。
泣き終わったら、楽しいことを考えたり悲しいことをスパッと忘れたりするようにしましょう。“気持ちを切り替える ”ということです。
もしくは、泣いた後にしっかり涙を拭いて眠りましょう。睡眠を取ることで、感情の高ぶりが抑えられて朝起きたときにスッキリとした気持ちになります。
過去に、泣いた後に寝るということが何度かありました。