いくら貯めても不安!? “貯金地獄”にハマりやすい女性の特徴と解決策
「貯金地獄」という言葉を耳にしたことがありますか?よく言う「借金地獄」ではありません。貯金の地獄です。
「お金はあればあるほどいいじゃない。どうして貯金が地獄につながるの?」一般的な感覚を持っている人なら疑問に思って当然です。
けれど今、いくら貯金しても不安でたまらず、貯め込むことをやめられない独身女性が増えているのです。 彼女らがハマっているのは、抜け出せない「貯金地獄」。とても苦しいもののようです。
今回は、貯金地獄でもがいている当事者の女性たちにお話をうかがってきました。
そこで語られたエピソードをもとに、「貯金地獄女子」の特徴なども分析していきましょう。
●貯金地獄女子たちを襲う、老後の不安
まずはこちらの女性。20代であるにもかかわらず、約1,000万円もの貯金を持っている会社員です。この年齢としては十分すぎるほどの額であるはずですが、強い不安感から貯金をやめることができないと漏らします。
『雑誌やネットニュースなどで、「老後には最低○○円必要」とか、「下流老人が増加中」とか見ると、苦しくてたまらなくなってしまう。このまま自分はどうなってしまうのか、食い詰めて野垂れ死んでしまうんじゃないか って、老後がとにかく不安なんです。これはもう、物心ついたころからずっとそう。
最近では、手持ちの貯金を運用した方がいいのか、そんなリスクは犯すべきではないのか、ってことで頭がいっぱいです』(28歳女性/会社員/貯金額950万円)
将来のあらゆる可能性を考え、不安に陥っているという独身女性はこんな話をしてくれました。
『もし結婚して子どもができても、その子が病気を抱えて生まれてきたら?夫が病気やケガで働けなくなったら?子どもが音大や美大、大学院に行きたいと言い出したら?そしてもし、私のようにいつまでも独身で、援助を求め続けてきたら?考え出すと頭がグルグルしてしまって、結局は貯金し続けることくらいしか解決方法がみつからない』(35歳女性/技術職/貯金額1,500万円)
貯金地獄にハマっているのは、“おひとりさま”の女性たちだけではありません。
婚約中の彼氏がいるという女性からは、悲鳴にも似たこんな発言が。
『彼は会社の上司で、かなり稼いでいます。結婚後は仕事をやめて、専業主婦になってもいいよと言ってくれもします。何の心配もいらないって、頭では分かってるんです。