今なら理解できる? 子育て中に母親の苦労が分かったエピソード3つ
こんにちは、佐原チハルです。
“友達親子”なんて言葉が話題になり、「仲が良すぎるのも問題だ」と言われるほど、現代の母娘間の関係は良好なものと思われることが多いです。
しかし、実際は「お母さんみたいにはなりたくないなって、正直思ってた」という声を聞くことも少なくありません。そして、「なりたくないって思っていたのに、自分も同じことしてるって気付いてしまった……」という声も。
今回は、そんなママたちの「母親と同じことしてたって気付いてしまった!」という声をご紹介してみたいと思います。
●(1)子どもに「そんな格好で寒くない?」と思ってしまった
『うちの母親は心配性で、子どものころはすぐ「もっと暖かい格好をしなさい!」って叱られていたんです』(30代・1歳の子のママ)
“子どもに厚着をさせたがる”存在といえば祖父母、というイメージも強いですが、この方の場合はお母さんで、冬場はずっと厚着をさせられていたそう(都内でお育ちの方です)。
『厚着は動きにくいし、学校でも恥ずかしくて、すごく嫌だったんです。でも先日、私も息子に同じことをしている、って気付いてしまいました』
息子さんの通っている保育園は、当然ですが園内の温度が適切に管理されています。
また園の先生たちからは「子どもは大人よりも少しくらい薄着でも大丈夫」と言われていて、送り迎え時の外套の下は、厚着にしすぎないよう言われてもいるそうです。
『周りと比べ、うちの子だけ厚手の服を着ていることに気付いて愕然としました』
寒いときに暖かい格好をさせるのは、もちろん間違いではありません。“冬でも半袖・短パン”のようなスタイルが正しい、というわけでもありません。
けれど『大人の私が寒いからって、子どもも寒いとは限らないんですよね』と考え直したとのことです。
また、厚着をさせてしまうのは “子どもを本当に心配しているから ”だったのだと気付き、お母さんのことを許してみようかとも思えたそうです。
●(2)“専業主婦”になってしまった
『うちの母、専業主婦だったんです。父に「誰のおかげで飯が食えると思ってるんだ」って言われて、逆らえないのを見ていたから、私は絶対に仕事を続けようって思ってました』(30代・1歳の子のママ)
父親を「怖い」と感じると同時に、そこから脱却しようとしない母親に対し、もどかしさや頼りなさを感じていたそう。