ブーム再来! “写ルンです”が若者に人気の理由と新・トリセツ
皆さんこんにちは。ママライターのあしださきです。
かつてわたしが中学生だったころ、修学旅行や遠足などで友達たくさんと記念写真を撮ろうとするときにこんな光景がよく見られたものです。
・誰か優しそうな人に声をかけて、写真を撮ってもらえるようお願いする
・みんなが一斉にカバンから『写ルンです』を取り出して、それを地面にずらっと並べる
・何枚も同じポーズのまま、置いてあるカメラすべてのシャッターを押してもらう
・同じ『写ルンです』がいっぱいで、どれが誰のだかわからなくなる
共感していただけるのは、30代以上のパパやママさんたちでしょうか?懐かしい思い出ですよね。
デジカメやスマートフォンなどの普及がまだなかったころ、思い出の写真をいつでも簡単に残すことができた『写ルンです』は、世代を問わず大人気でした。
そういえばまた1つ思い出してしまいました。
フィルムを巻いた状態でカバンに入れていたら、うっかり何かが当たってシャッターが切れてしまい、“真っ暗な写真”が撮れてしまった……なんてこともよくありませんでしたか?
このエピソードに「あるある」と共感してくださる皆さん、2017年現在にやってきた『写ルンです』リバイバルブームのことはご存知ですか?
10代後半から20代の女性を中心に今、『写ルンです』で撮った写真がおしゃれで味があっていい と、支持されているのだそうですよ。
目的としては主にInstagramなどのSNSに写真をアップすることで、そのための撮影ツールとして『写ルンです』を使っているということですね。
そこで今回は、リバイバルブームの真っ只中にある『写ルンです』の新たな魅力とは何か、について紐解いてみたいと思います。
●『写ルンです』の魅力
『“写ルンです”で撮った写真はスマホよりも少々雑な感じに仕上がるけど、そこが逆に味があるというか、「エモい 」から気に入っている』(10代女性/専門学校生)
はい、30代の皆さん、「キモイ」じゃないです。「エモい」んですって。
わたしにはさっぱり意味が分からず、早速調べてみました。日本語俗語辞典によりますと、次のようなことだそうです。
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『エモいとは、心にインパクトを与えるさま~涙もろいさま、何となく寂しい・悲しい気持ち』
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解説には、次のようにありました。
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『エモいとは心の動揺を伴うような感情・感動を意味する英語「emotion」