子育て情報『発達障害児の親は必見! 育児の相談ができる“ペアレントメンター”とは』

発達障害児の親は必見! 育児の相談ができる“ペアレントメンター”とは

発達障害児の親は必見! 育児の相談ができる“ペアレントメンター”とは

こんにちは、ママライターの馬場じむこです。

発達障害と診断された子どもがいる場合、小児精神医や臨床心理士といった心理の専門家に相談していくことも多いでしょう。

しかし、専門家だけではなく、発達障害児の親という、同じような立場の方の話を聞いて参考にしたい場合、『ペアレントメンター』と呼ばれる存在に相談するという方法があります。

今回は、東京都足立区から委託されてペアレントメンターの相談事業をしている、『一般社団法人ねっとワーキング』理事の町田彰秀さんにお話を伺いました。

●“ペアレントメンター”とは同じような立場の経験者

『ペアレントメンターとは、発達障害の子どもの養育に、迷いや不安を感じながら携わってきた経験者です。これまでの経験を活かして発達障害の子どもを持つ親の相談にのっています。カウンセラーとの違いは、専門家としての助言やアドバイスはしない、当事者の親の立ち位置で地域的に寄り添っていける ところです。また、足立区の事業のペアレントメンターは日本ペアレントメンター研究会の養成講座を受講している人という前提があります』(町田さん)

子どもと接する上で親としての不安や迷いに沿ってほしいとき、また専門家や公的機関の相談先がわからない、相談してもしっくりいかないときにどうすればよいかという場合も意見をいただけるようです。


私は子育てで悩んだとき、一番頼りになったのは自分の子どもよりも年齢が高いお子さんをもつ人からのアドバイスです。

少し先を進んでいるので、道の案内人のように、学校の先生とはどう話していったらよいか、どのような専門機関に相談したらよいかと意見をもらい、とても頼りになりました。

●ペアレントメンターに相談するにはどこに行けばいい?

『自治体の事業でやっているところが増えていますので、まずは、お住まい近くの発達障害者支援センターに問い合わせてみる のがよいでしょう。もし、お住いの自治体に制度がなければ、足立区の例を出して、区議などに働きかけてこういった制度を作ってもらうのもおすすめです』(町田さん)

厚生労働省で、発達障害支援の重要な政策と位置づけられて以来、全国の自治体で養成講座なども開かれ、ネットで“ペアレントメンター”と検索してみると、全国的にさまざまな場所で展開されている様子が見られます。ペアレントメンターに相談したいかたは、ぜひネットで検索、もしくは発達障害者支援センターなどに問い合わせをして調べてみてください。

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