殺菌はマメに! 気温が高い時期のお弁当を傷みにくくするコツ5つ
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
わが家の子どもが通う現地インター校は、小学校はお弁当、中学校以降は食堂こそありますが、うちではお弁当。正味9年以上にわたってお弁当が続きます。
日本でも新学期になって、毎日お弁当を持たせることになった人、健康や美容のために、自作弁当を持ちたいと思っている人、デートに行楽にと手作り弁当を用意したい人などなどがいることでしょう。
でも、無添加手作りだけに気をつけなくちゃいけないのが、食中毒。今回は、手作り弁当を安心して食べられる、傷まない弁当作りのコツ5つをご紹介します。
●(1)グッズと手の殺菌はマメに完璧に
生で入れる野菜などをしっかりと洗うのはもちろんですが、弁当箱・箸、調理用のまな板・包丁なども洗って殺菌しておきましょう。
そして仕上げは手。
殺菌消毒石けんを使って、爪・指の間までしっかりと洗ってから作り始めます。調理中も生ものを触ったときなどこまめに手洗いを。
また、調理を終えた食材を詰めるとき、素手を使うのは不可 。必ず箸などで詰めて手で触れないように気をつけましょう。
●(2)冷めてから詰めて低温保存
調理したばかりのホカホカの食品をお弁当箱に詰めるのはNG。残り物を再加熱した後も含めて、かならず冷めてから詰めます。
弁当箱の中の温度は高ければ高いほど、細菌の発生率が高くなります。
さらに、持っていくときにはアイスバッグや保冷バッグなどで低温を保つ よう工夫しましょう。
●(3)水気はしっかりと切る
食品の水気が残っていると、傷みやすくなります。煮汁は原則よく切ってから盛り付けますが、とろみをつけるなどの工夫もアリですね。
また、水分の出やすい野菜のきゅうりやトマトなどは、丸ごとならいいのですが、刻んだサラダを真夏の高温時や行楽に持っていくのは避けるのが無難です。
●(4)味付けは少し濃いくらいが吉
お弁当のおかずは少し濃いめにしておくのがおすすめ。肉や魚などはマリネしたものを使う といいでしょう。
また、ドレッシングは必ず別の清潔な容器に入れて持っていきます。マヨネーズやケチャップも、火を通さずにお弁当に加えると傷みの原因になります。密封小分けのものを持っていくようにしましょう。
●(5)酸っぱいものを一つプラス
梅干しを崩して米の上に置く 、これだけで弁当箱の中の細菌の増殖を多少は抑えられます。