負担でしかない? 子ども会役員の仕事内容とうまく乗り切るコツ
その上、休日に子ども会の集金に回ったり、帳簿をつけたりとほとんど休みがなかったように思います』(会計を1年経験/40代男性/会社員)
●うまく乗り切る方法
私も子ども会に携わったことがあります。役員とまではいきませんが、会長補佐や指導係という一般の保護者と役員のあいだのような立ち位置でした。
そのときのことや、今回お話をしてくださった方からの助言の中から、“乗り切るための方法”ではないかと気づいた点を挙げたいと思います。
・役員の引き継ぎを密にする(さらっとではなく、行事ごとに成功失敗ポイントを聞く)
・行事の段取りは、役員にそれぞれ振り分ける(会長になると負担が大きいので、役員に少しずつ振り分けるといいでしょう)
・必要なことや費用は、担当役員と早めに話をつけておく (相手の都合があるため)
・グループLINEなどを利用して、やり取りを残しておく
・行事に参加した一般保護者にも後片付けや運ぶ物などを指示して手伝ってもらう
役員同士、仕事や家庭を持っていますので、「早めに動くこと」や「役員同士のやり取りを密にする」などは協力し合えると思います。
●おわりに
子ども会と聞くと嫌なイメージしかないかもしれません。しかし、今回紹介させていただいた乗り切り術を使ったら、苦労が半減するのではないでしょうか。
「役員だから何でもやらなければならない」とか「一般保護者にお願いするのは無理」などという固定観念に縛らずにやってみたらどうでしょう。
意外とさくっとできるかもしれません。
私自身、子ども会に7年以上関わっています。苦労したこともたくさんありますし、人間関係で悩んだこともありました。
でも、乗り切るためにあれこれしてきたことがうまくいっているから続けられたと思っています。
【参考リンク】
・公益社団法人 全国子ども会連合会(http://www.kodomo-kai.or.jp/)
●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/藤本順子(風悟くん)