夢はユーチューバー? 男子中高生が将来“ものづくり人”になりたいワケ
などと言ったところで無駄というものです。動画というエンタメの分野だって少年たちにとっての“意味”は変わりません。
彼らは自分がつくりアップした動画が閉塞した今の状況を突き破ってくれるかもしれないという夢を、一定の根拠を持って抱いているからです。
ジャスティン・ビーバーさんもピューディパイさんも、現実に存在する人物なのです。
男の子の可能性を潰さずに育んで行くコツは、パパやママが「きみのつくったものが未来を変えるかもしれないね 」と希望を持たせることだと思います。
ありとあらゆる分野で“ものづくり”は時代が忘れてしまった“夢”をもう一度見させてくれることをパパやママの方も認め、子どもたちとその思いを共有しましょう。
筆者は以前、友人である大学生の少年から「植物が人間の会話を理解できることを利用して、医療や介護の分野をはじめとして実にいろいろなシステムをつくることができるのですよ」という話を聞いたことがあります。
未来は“ものづくり”を志向する彼らの肩にかかっているのだろうと思います。
【参考文献】
・『資本主義の終焉と歴史の危機』水野和夫・著
【参考リンク】
・中高生が思い描く将来についての意識調査2017 | ソニー生命保険株式会社(http://www.sonylife.co.jp/company/news/29/nr_170425.html)
●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
●モデル/神山みき(れんくん)