家計の管理がラク? 実践者に聞く“夫婦別財布”のメリット&デメリット
結婚したら、家計の管理は夫か妻のどちらか一方がまとめてするもの、という時代は終わり。
共働き世帯が増えたことによって、自分で稼いだお金はそれぞれ自分で管理するという“夫婦別財布”にしている家庭も少なくないと思います。わが家もそうです。
しかし、友達に「うちは夫婦別財布」と言うと驚かれることもあります。 「結婚したらお金は妻が管理してやりくりするもの」という考えの人が未だに多いのでしょう。
けれど中には、「うちも財布を別にしたいけど、迷ってる」という人もいます。今回はそんな人たちのために、夫婦別財布のメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
●夫婦別財布のメリット
●それぞれが自由に使えるお金が増える
『友達のところは奥さんが家計を管理しているから、小遣い制で毎月自由に使える金額が限られているそう。
足りなくなったり急な出費があったりするたびに奥さんにお伺いを立てなきゃいけないようで、かわいそうだなぁと思う。その点、うちは夫婦別財布だから、毎月の小遣い額も自分で自由に決められる』(30代男性/会社員)
夫婦ともに正社員の場合や収入にそれほどの差がない場合は、自由に使えるお金が増えるというのは大きなメリットになります。
使い方次第で多くお金を残すこともでき、残ったお金はへそくりとして貯めていくことも可能 。
「欲しいものがあるけどちょっと高価で……」という場合にも、へそくりで購入することができるのは嬉しいですね。
●対等な関係でいられる
『せっかく自分で稼いだお金なのに、いちいちお小遣いの使い方まで申告しなきゃいけないなんて嫌です。うちは生活費や貯金額をのぞいて余ったお金は自分でそれぞれ自由に使えてるから、ストレスもないし対等な関係でいられます 』(20代女性/会社員)
財布をどちらかが握ってしまうと、そちらのほうが立場が上になってしまうと考える人もいます。
そのため、毎月、家計を管理しているパートナーからお小遣いをもらうということを嫌がる人も多いようですね。
●お金の管理がシンプルでラク
『うちは毎月、家賃や水道光熱費、食費などの生活費を折半しています。
貯金についてもお互いの収入によって課せられた一定の額をそれぞれの口座で貯金しています。これらの金額はお互いに共有し合っているものだから、お互いにいくら生活費にかかっていて、いくら貯金しているのかも把握できています。