私ってブス? 子どもの“容姿コンプレックス”への向き合い方4つ
私も中学生のころ、友達と比べて自分はどうしてかわいくないのか、どうしてブスなのかと母に泣きながら訴えたことがあります。
でも、そのたびに母は、「あんたは全然ブスじゃない!私から見たら、○○ちゃん(当時人気だった女性歌手)と同じくらいかわいい。笑った顔なんか、太陽みたいで見てると幸せな気持ちになる」と言ってくれました。
どう考えても親の贔屓目で、私を傷つけないように言っているだけだとわかっていましたが、いつでも一貫して私の容姿を100%肯定してくれる母の存在には、とても救われました。
客観的に見て、たとえ子どもの容姿が残念だと思ったとしても、親は100%肯定してあげることで、子どもには救いになりますし、自信になっていくものです。
●(2)容姿以外の取り柄を見つけてあげる
子どもの容姿を否定しないことは大前提として、他に子どもが自分の自信につなげることができそうな取り柄 を見つけてあげましょう。
たとえば、勉強を頑張っている、スポーツを頑張っている、人に優しい、絵がうまい、歌がうまいなどです。
得意なこと、興味のあることを見つけて伸ばしてあげることで、子どもの自信につながります。
●(3)大人になれば個性や魅力になることを教えてあげる
『私は目が大きくて唇が分厚かったことから、小学生、中学生くらいのときは男子に「デメキン」とか「たらこ」とか言われてましたよ(笑)。泣いちゃったこともあったけど、年頃になったらむしろそれを同性から羨ましがられた し、正直、男子からはモテるようになりました 。子どものときはコンプレックスだったけど、今は気に入ってます』(30代女性/会社員)
子どものうちは周りからからかわれていたことが、大人になるにつれて個性や魅力として羨ましがられることもあるんですよね。
私も小学生のとき、小さくて痩せていたので、男子から「ガリガリ」「ミクロ」「チビ」なんて言われてからかわれていましたが、大人になってからはそれも個性、と受け止められるようになりました。
容姿に対する価値観は大人になるにつれてだんだんと変わっていくこと、個性や魅力として受け止めてくれる人もたくさんいる ことを教えてあげましょう。●(4)人の容姿をからかう愚かさを説く
『小学生のとき、男子に「デブ」とか「ブタ」とか言われて登校拒否みたいになったことがあったんです。でもそのとき父が、「人の見た目を笑うような子は、将来自分が笑われるんだよ 。