赤字の補填はキケン? 夏のボーナスの賢い使い方と貯め方
夏のボーナスシーズンを迎え、使い道をあれこれ考えている人も多いのではないでしょうか。
せっかくのまとまった収入ですから、思い切り使ってしまいたいという気持ちもあるでしょうが、計画的に使わなければムダな浪費になってしまうこともあります。
老後が心配でボーナスは全額貯蓄にまわしているという人も珍しくありません。
今回は、夏のボーナスの賢い使い方や貯め方をご紹介したいと思います。
●(1)目的別に配分
『うちは夫婦でボーナスが出たらひとつにまとめて、まず使い道を決めてしまいます。貯蓄が5割、2割を投資、2割を車検や保険料などのプール金にし、残った1割が娯楽費。この割合を決めておけば、ボーナスの額が変動しても使いすぎたり不安になったりすることがありません』(30代女性/販売)
いくら大きな収入だとしても、計画性を持たずに使ってしまえばすぐになくなってしまうもの。
気持ちも大きくなっている部分があり、つい不要なものまで買ってしまう こともあるでしょう。
あらかじめ目的ごとに割り振っておき、それに従った使い方をするだけで、不要な出費を防ぐことができます。
ただし、金額で決めておくとボーナス額の変動に振り回されてしまうこともあるため、割合で分割するのがおすすめ。
ガマンばかりの家計ではストレスがたまってしまいますので、レジャーなどに使うお金もしっかりと確保し、メリハリのある使い方 をするのが良いでしょう。
すべてを貯蓄にまわすなど極端な貯め方をしてしまうと、その反動で使いすぎてしまうことがあったり、「貯金してるから大丈夫」とムダな買い物にお金を使ってしまったりすることもあります。
せっかくのボーナスですから、適度に息抜きもしたいものですね。
●(2)貯金の前倒し
『「毎月○万円貯金する」と思っていても、病気をしてしまったり、友達の結婚式があったりと、急な出費でなかなか貯金ができないということもありますよね。そのため、私はボーナスを貯金の前倒しとして活用しています。
たとえば毎月3万円を貯金したい場合は、ボーナスから、その後の半年ぶんの18万円をあらかじめ抜いておき、3万円が貯金できなければそこからチャージするという考え方です。
それに手を付けずに貯金できた月は、3万円が自由に使えるお金になります。ポイントは過去の補填にするのではなく、前倒しにするということです』(20代女性/事務)