ムダづかいが減る? 家計簿をつける必要性とつけなくていい人の特徴
という人も。
家計簿をつける最大の目的は「無駄遣いを可視化して改善していくこと」。ただつければいいというわけではなく、無駄遣いの見える化ができるような家計簿のつけ方をする必要があるようです。
●家計簿をつけていない理由は?
次に、家計簿をつけていない人にお話を聞きました。
『家計簿をつけていなくても、自動積立で毎月きちんと貯金ができている からです。夫婦で財布が別なので、詳細な収支はわかりませんが、お互いに自動積立で給与から毎月決まった額が貯蓄に回ります。給与から貯蓄分と生活費を引いて、残った分はそれぞれ自由に使っていますが、それで生活が回らなくなったことはないので、いいかなと』(30代女性/会社員)
『つけていたこともありましたが、面倒くさくなってしまってやめました 。家計簿をつけていてもつけていなくても、あまり変わらないし、時間のムダのような気がして……』(30代女性/パート)
『毎月の収支は特に変わらないので、いちいち家計簿をつける意味はない と思い、つけていません』(40代女性/パート)
家計簿をつけなくてもきちんと貯金できているから必要ないという人と、家計簿をつけてもつけなくても変わらないと思うからつけていないという人に分かれるようです。
単純に「面倒だから」という理由だけの人も多いでしょう。
●家計簿をつけたほうがいい人とつけなくていい人の特徴
それぞれの理由から見えてきた家計簿をつけたほうがいい人の特徴としては、
・毎月の収支が把握できていない人
・赤字の原因を突き止めたい人
・無駄遣いを可視化して改善したい人
・毎月の収支に大きな差がある人
・家族で収支を共有してお金の使い方を改めていきたい人
などが挙げられそうです。これらの傾向がある人は、家計簿をつけることで家計が健全になり、貯蓄も増えるようになるでしょう。
家計簿をつけているにも関わらず、一向に家計が改善されず貯蓄も増えないという場合は、家計簿のつけ方を改めてみるか、ファイナンシャルプランナーなどお金の専門家に相談してみるのも手です。
一方、家計簿をつけなくてもいい人の特徴は、
・毎月の収支が把握できている人
・貯蓄がしっかりできている人
・収入が高くて無駄遣いをしない人
などでしょうか。家計簿をつけることの最終的な目的は無駄遣いを減らして貯蓄を増やすこと ですから、貯蓄がしっかりできている人であれば家計簿をつける必要はないと言えるでしょう。