タイミングはいつ? 不妊治療をやめる決断をしたきっかけ3選
こんにちは、佐原チハルです。
不妊治療は、始めるのも続けるのも苦労があると言われますが、実は“やめどき”を探すのも難しいと言われています。
「もうやめようかなと思っていても、やめると決めきれない……」という方もいらっしゃることかと思います。
そこで今回は、不妊治療を“やめた”という人たちの声を集めてみました。
●(1)決めていた年齢になったので、やめた
『夫と、「私が38歳になったらやめよう」って最初から話してたんで、もういいやってすっぱりやめられた』(40歳女性)
36歳のころから2年ほど不妊治療を続けたという女性の声です。
『うちは夫がもう初老なんで、夫婦で好きに過ごそうって思いきれたのかも』
この女性が結婚したのは34歳のとき。パートナーさんは、なんと20歳近く年上なのだそう。
『夫の年齢もあって、最初から子どもは無理かなって思ってたところもあって。
2年してダメだったら、もうその先の時間は自分たちのために使おうって、治療を始める前に決めてたの』
子どもがいる生活への憧れは「今もある」とのことですが、治療をやめたぶん自由になった時間で、久しぶりに遠くまで旅行に出かける予定なのだそう。
やめどきは、いざとなってから判断するのは難しいものです。“余裕のある開始時点から決めておく” というのは、大事なポイントになりそうです。
●(2)金銭的理由で、やめた
『不妊治療って、何かとお金がかかるんだよね。うちは共働きだから続けられたけど、それでもやっぱり負担は小さくなくて』(41歳女性)
好きで続けていたはずの仕事も、不妊治療の成果がなかなか出ないことで「結果の得られない無駄な浪費をするため稼いでいる」「報われない努力のための無意味なこと」に思われるようになってきてしまったそう。
『買い物するたびに10円でも安いもの探そう、こんな無駄遣いはしないでもっと切り詰めなきゃ……って、何をするにも考えるようになってしまって、疲れちゃった。私にも夫にも、余裕が全然なくなっちゃって。
こんな状態で子どもを迎えても喜べないんじゃないかって思っちゃった。
確定申告の書類作りながら「もうそろそろいいかな」って言ってみたら、夫も「そうだね」って言ってくれて、それでおしまい』
「不妊治療はお金がかかる」とは言われていますが、実際にどれくらいかかるかは、治療の内容やそれを続ける期間によります。