ただの自己満足? 完璧主義なママが抱えがちな悩みと対処法3つ
子どもを立派に育て上げたいと思うのは、どんな親だって同じことです。
しかし、子どもや自分に完璧を求めるあまり、思い通りにいかない苛立ちを抱えてしまうことも少なくありません。
あまりに完璧主義になってしまうと、ちょっとした失敗が重なっただけで「自分はダメな母親だ」「この子は出来が悪い」などと批判的な心が芽生え、追いつめられてしまうことも。
そんな状態では逆に子どもに悪影響を与えてしまいかねません。もっと手を抜いてもいいのではないでしょうか。
そこで今回は、完璧主義だったがゆえに苦労したというママさんたちにインタビューをし、その後どう乗り越えたのかを聞いてみました!
●自信をなくしたママたちを救った、くわばたりえさんの言葉
よく子育ては“孤独”だと言われます。とくにワンオペ育児をしている人は外界との接触が極端に少なく、悩みを相談する相手もいないため、不安や不満をためこんでしまいがちです。
そうした状況が続くと、母親としての自信がだんだんなくなってくることもあります。
なんな中、2017年8月5日にタレントのくわばたりえさんがママたちに贈った言葉が話題となりました。
『100点のママにならんでいい0点のママじゃなかったらいいやん』
くわばたさん自身も育児に対して悩み続けてきた結果、このようなスタンスになったそうです。
常に自分や子どもに完璧を求め、窮屈な思いで過ごしているママにとっては、心に響く言葉ではないでしょうか。
●(1)いつの間にか、自分の中にノルマがあった
ーーどのようなことで悩んでいましたか?
『自分では自覚がなかったんですけど、母親としての自分に対して結構完璧主義だったと思います。育児書を読んだりネットで教育関連の記事を見たりして、どんどん頭でっかちになった結果、「料理は必ず手料理、怒らずに諭して分からせる、毎日絵本の読み聞かせをする……」などのノルマが自分の中で出来上がっていって、思い通りにいかないことで常にイライラしていました 。このときは本当にツラくて、いっそ子どもを置いて逃げ出そうと思ったこともありました』(41歳女性/5歳男児・2歳女児のママ)
昔と違って現代では大量の育児書が販売されており、ネット上にも膨大な子育て関連の情報が存在します。便利になった反面、ママたちは抱えきれない量の情報にさらされ続けることになります。
それを上手に選択できず、うのみにしてしまうことで知らぬ間に完璧主義なママになってしまうのです。