学校外の悩みもOK!? スクールカウンセラーを活用するメリットと注意点
こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。
スクールカウンセラーに相談してみたい、利用したいと思っているという相談をよく受けます。
しかし、「どんなことを聞かれるのか」や「利用すること自体が悪いことをしているようで……」と感じる人も多いです。
日本ではカウンセリングを受けるという習慣がまだまだ浸透していないということが、このような迷いを生じさせる理由になっているのではないかと思います。
スクールカウンセラーは、精神科医や臨床心理士などの心理学を専門に学んだ人たちです。怖くはありませんから、利用したい・話したいと思っているなら迷わずに利用してほしいと思います。
●どんなことを相談できる?
スクールカウンセラーは、学校内の相談室にいて、教員とも保護者とも違う立場から話を聞いて客観的に受け止めてくれます。
学校によっては、週に1回、または月に数回などの割合で来校するケースがあります。このような場合は、予約が必要になるようです。
スクールと付くために、学校に関することだけしか話を聞いてくれないのではないかと思われがちですが、実はさまざまな話を聞いてくれます。子どもと保護者を主としていますが、時に教員も利用する ことがあります。
たとえば、
・子育ての悩み
・学校生活での悩み
・家庭の悩み
・友だち関係の悩み
などです。自分だけで悩んでいると不安になりますから、思い切って相談してみましょう。
●こんなメリットがある
「スクールカウンセラーを利用してメリットってあるの?」という方もいらっしゃいますが、メリットはあります。
・抱えている悩みや不安感を聞いてもらえる(話を聞いてもらうことはストレス解消になります。
「心が軽くなる」と表現する人がいるくらいです)
・悩み事を多方面から客観的に見てくれるので、自分では思いつかなかったことを助言してくれる
・カウンセリングで話したことは守秘義務 があるので、他言される心配がない
・さまざまなアドバイスをもらえる
・費用がかからない
などがメリットとして挙げられます。
●注意しておきたい点
メリットが多いのは良いことですが、注意しなければならない点もあります。まず、一番に理解してもらいたいこととして、カウンセリングの内容が子どもと学校生活に関係ある場合において、教員と情報を共有しなくてはならない ということです。