あなたの老後は大丈夫?噂の”下流浪人”にならないための対策
●下流老人にならないために今からできること
では具体的に今からできる老後の対策はどのようなものがあるでしょうか?
大きく分けて2つ考えられます。
1、いつもの貯金+不測の事態に備えた貯蓄
2、家族・友人との密な人間関係づくり
まずは貯蓄 です。これは一般的な老後の生活費などに加えて、自分の病気や家族(子ども)が働けなくなった場合などの不測の事態にも対応できるほど、念には念を入れた貯蓄プランを今から導入すべきということです。
自分が元気なら新たな収入確保も見込めるかも知れませんが、年金生活を始めたときに不測の事態が起こってはどうしようもないですからね。
次に人間関係 づくりですが、熟年離婚でなくても「パートナーに先立たれてしまった 」「近くに子どもが住んでいない 」など、将来孤立化してしまう原因はいくつも考えられます。
そんなときに悩みを相談できる存在がいるかいないかは、貧困と切っても切れない繋がりがあるのです。
また人間関係は数年で築けるものではありません、今の親戚家族や友人を大事にすることが、将来自分を下流老人になる危機から救ってくれるかも知れません。
参考書籍:『下流老人一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書) 新書』藤田孝典
●モデル/TOYO
●ライター/齋藤惠(めぐみ)