長年連れ添った夫婦が離婚することを「熟年離婚」といいますが、最近この熟年離婚をするケースが増えているようです。ただ、中には熟年離婚を断固拒否する人もいるようで……。今回はそんな「熟年離婚を断固拒否した夫に起きた出来事」について紹介します。「こうなったのも仕方ないのかな…」「子供たちが小さい頃、自分は家事はもちろん育児なんて一切手伝わず、妻にはひどい言葉ばかり吐いていました。まぁそういう時代だったところもありますがね。で、自分が定年を迎えた時に、妻に『離婚したい』と言われましたが、『熟年離婚なんかしたくない……』『離婚なんて恥だろ』と思い、断固拒否しました。それからしばらくして妻が過度のストレスで倒れ、難病になってしまいました。今は自宅で寝たきりの妻の介護に明け暮れる毎日です。まぁでも、今まで妻にいろいろ我慢させてばかりで迷惑をかけたので、こうなったのも仕方ないのかな……」(体験者: 60代 男性・無職/回答時期:2024年5月)▽ それにしても奥さんが気の毒ですね……。※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。
2024年09月10日最近、熟年離婚をする夫婦が増えているようです。ただ一方で、「熟年離婚したいけどできない」と困っている人も……。ということで今回は、妻が熟年離婚できない理由について紹介します。「仕事?そんなものするな!」▽ 「仕事をするな」と妻を縛り付けるのは、立派なモラハラですよね……。※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。「体験者:50代 女性・主婦/回答時期:2024年6月」
2024年09月03日長年連れ添った夫婦が離婚することを「熟年離婚」といいますが、最近この熟年離婚をするケースが増えているようです。ということで今回は、妻が熟年離婚を決意した瞬間について紹介します。「専業主婦のくせに家事もまともにできないなんて」「50歳を迎える少し前に、夫と離婚しました。理由は更年期障害で苦しんでいる私をいたわるどころか、モラハラ言動でさらに苦しめたからです。体がしんどくて動けなかった時も『お前ほんと怠けてばっかりだな』『専業主婦のくせに家事もまともにできないなんて』と暴言ばかり……。更年期障害でつらいと伝えても、『更年期障害なんて言い訳するな!』と言ってきました。そして夫に『最近お前老けたよな。離婚して、もっと若くてきれいな子と再婚しようかな』と言われ、ブチ切れた私は離婚を決意。夫は口だけで本当は離婚なんかする気はなかったようですが、発言は取り消せませんから……。更年期が落ち着いた今、私はすっかり元気になりましたが、一方で夫は若い女に騙されてお金をとられたりして、散々のようです」(体験者:50代 女性・パート/回答時期:2024年6月)▽ 更年期障害も、人によっては本当にしんどいもの。つらい時に追い打ちをかけるような人とは、離婚して正解ですね。※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。
2024年08月30日長年連れ添った夫婦が離婚することを「熟年離婚」といいますよね。今回はこの熟年離婚をした女性に起きた悲劇について紹介します。離婚して幸せになるはずが…「家のことを一切やらず、ぐちぐちと文句ばかりでたいして稼ぎもよくない夫と、娘が就職で家を出るタイミングで離婚しました。私より先に離婚した友達からは『ひとりってほんとラクで幸せよ』と言われていたので楽しみにしていたのですが……離婚してひとり暮らしを始めたとたん、寂しさでメンタルがやられました。夫に不満はあったものの離婚するほどじゃなかったのかも。『あれ、こんなはずじゃ……』と思い、今は後悔しています。で、夫とよりを戻そうかとも思ったのですが、すでに他の女性と交際していました」(体験者:50代 女性 ・会社員/回答時期:2024年4月)▽ この後この女性は娘さんと一緒に暮らすことにしたそうで、それからは少し落ち着いたそうです。※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。
2024年08月20日一昔前ほどではないとはいえ、離婚のハードルは高いもの。でも子どもの自立や第二の人生を考えたときに、「この人とは一緒にいられない…」と熟年離婚を決意する女性もいるようです。今回は「熟年離婚を考えている女性たちの告白」をご紹介します。離婚後の生活も計画済み「私は長年専業主婦だったので、夫に離婚を切り出しても“お前は何もできないくせに、自分ひとりで生活できると思ってるのか!”と怒鳴られるのは目に見えています。でも離婚後の生活のためにコツコツと貯金してきたし、すでに住む場所も決めてあります。子どもたちも私の味方をしてくれているので、離婚しても関係性が変わることはありません。もう1日も早く夫と離婚したいですね」(62歳/主婦)突然離婚を切り出されて戸惑う男性も多いですが、妻側は綿密な計画を立てているもの。夫と別れてもやっていけるよう、きちんと自分の生活を確保しているようです。20年以上前から離婚を考えていた「夫は家事や育児を一切せず、私に酷い言葉ばかり浴びせてきました。なのでもう20年以上前から離婚を考えていますね。今年ようやく一番下の子が成人したので、離婚を切り出そうと思っています」(51歳/パート)熟年離婚とはいいますが、ここ数年の思いつきではなく何十年も前から離婚を考えているケースがほとんどなよう。裏を返すと、積年の恨みだからこそ、今から離婚を回避するのは困難かもしれません。実は一緒になりたい人がいる「夫はかなりの女好きで、相手を変えながら何十年も不倫していました。そのことをとある男性に相談したら、すごく親身に話を聞いてくれて。彼は奥さんが亡くなっていて独身なのですが、これからの人生は彼と過ごしたいと強く思うようになりました。夫は自分は何をしても許されると思っているようですが、きっちり慰謝料をもらって熟年離婚したいと思います」(58歳/パート)夫の裏切りに耐えていたときに、ほかの男性から優しくされたら気持ちも揺らぐものです。夫とはきちんと離婚して、今度こそ幸せになりたいと思うでしょう。定年退職した夫と一緒にいるのがしんどい「以前は平日夜と土日に家にいる程度だったのに、夫が定年退職してからは毎日家にいるのがしんどくて。1日中“ご飯は?”と催促してくるのでイライラします。これがこの先ずっと続くのかと思うと、熟年離婚を考えてしまいます」(65歳/主婦)今までは適度な距離があったからよかったものの、夫と四六時中一緒にいるとなると息が詰まるよう。「これなら一人のほうが気が楽」と思ってしまう気持ちもわかるでしょう。「熟年離婚を考えている女性たちの告白」をご紹介しました。やはり一番多いのは、何十年ものストレスが募って熟年離婚を決意するパターンのようです。子どもが自立してからの夫婦関係は、今までお互いがどれだけ思いやりを持って接してきたかの答え合わせなのかもしれませんね。©maroke/Adobe Stock ©aijiro/Adobe Stock文・和
2024年08月19日ある日突然、両親から熟年離婚することになったと告げられた明乃さん(仮名・34歳)。妹とともに説得を試みて、ひとまず別居という形で落ち着いてもらうことになります。その後、ひとり暮らしを始めた母親から真相を聞いたところ、父親は長きに渡って不倫をしていたのだそう。不倫はいったん終焉を迎えたものの、数年後に相手の女性が亡くなり、父親が隠れて葬儀に参列したことが許せなかったとのこと。その後、状況はどう変化していったのでしょうか。母親のブログを発見「母がひとり暮らしを始めて半年ほど経ったころ、妹からある情報を告げられました。“母のブログを見つけた”と言うのです。なんでも、母の部屋でパソコンを操作していた際、ブックマークに入っているのを見つけたのだとか。“とりあえず見て欲しい”と言うので、どんなことが書いてあるのか不安をおぼえつつ、覗いてみることにしました」ブログの内容は…「ブログは、父の不倫が発覚してほどなくしてから始めたようでした。感情を吐き出す場が欲しかったんでしょう。当時の状況が冷静な文体で綴られていました。ところどころ怒りを滲ませる部分もあり、臨場感が伝わって、不謹慎ながらかなり読み応えがありました。相手の女性と電話で話し、ひとまず不倫に決着がついたあとも、ブログは続いていました。不倫後の夫婦関係は、やはりギクシャクしていたようです。心から信頼がおけなくなってしまったと書いてありました。父からもっと、普段から感謝の言葉が欲しかったようです。コミュニケーションもうまく取れず、気の重い日々が続いているようでした。さらにブログには、その後に起きた事件についても書かれていました」離婚決断に至ったある事件「その日父は、“友人の葬儀に行ってくる”と出かけていったそう。父が戻って来て、母が喪服を片付けていると、ポケットに折りたたまれた紙が入っていました。それは、葬儀に参列した際にもらう会葬礼状。そこに書かれている亡くなった人物の名前が、あの不倫相手の女性だったようなのです。女性が亡くなったことをどこからか知った父が、母には内緒で葬儀に参列していたんですね。母はそれを知って激怒。この出来事をキッカケに、離婚を決断したようでした」父親にも読むようにすすめると…「私は、父にブログを読むように促しました。関係回復への糸口が見つかるかもしれないと思いましたが、父は頑なに拒否。私は自分の夫にも見るようにすすめました。夫はちゃんと見てくれて、“読んでいて胸が苦しくなった”と言いました。“俺たちもちゃんとコミュニケーションをとっていこう”と、自分の日ごろの行動を反省しているようでもありました。こうして、むしろ私たち夫婦のほうが絆が深まりました。しかし、両親は未だ別居中。父が頑固なだけに、関係改善の目途は立っていない状況です」“両親の熟年離婚により家族が危機に陥った女性の告白”をご紹介しました。熟年の夫婦が離婚を決意するほどですから、その意志はとても固いはずです。ちょっとやそっとでは気持ちは揺るがないでしょう。この状況に至る前に、対応しなくてはなりません。家族間のコミュニケーションが鍵となりそうですね。©naka/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月19日残念ながら、結婚しても後に別れてしまうこともあります。その離婚の時期が、かなりの年数を経てからとなる場合も。明乃さん(仮名・34歳)は、以前に両親の熟年離婚という事態に直面し、かなり戸惑いをおぼえたそうです。離婚の原因はいったい何だったのか、当時の状況を詳しく伺いました。あるとき実家に呼び出されて「その日は突然訪れました。あるとき両親から“話がある”と連絡が来て、私と妹が実家に向かうと、家族4人が集まったところで、“離婚することになった”と告げられたのです。寝耳に水でした。いきなりのことで、すぐには事態を把握できず…。両親はともに60代。40年近く連れ添った関係です。それを急に終わらせるというのですから、驚きでした。私と妹は結婚して実家を出て、10年近くが経っていたので、そのあいだに何かあったのかと思いました」母親の決意が固く…「理由を尋ねると、“お互いに不満が募った。一緒にはいられない”とのことで、離婚という決断に至ったそう。父が間もなく定年退職を迎える時期だったので、そのタイミングで別々の道を歩むことにしたとのことでした。とはいえ、私も妹もすぐには受け入れられません。老後のこともあり、離婚となると財産分与などの問題も出てきます。とにかく理由をつけて止めようとしました。ただ、母のほうが決意が固く、“ある程度の蓄えはあるから”とひとりになる気マンマン。それでも私たちはなんとか食い下がり、ひとまず別居という形で思い止まってもらいました」離婚決断の真相「母がマンションに部屋を借り、ひとり暮らしを始めました。私も妹も最初のころは頻繁に通い、買い物などを手伝っていました。1か月ほど経って生活も落ち着いてきたころ、私がなぜそこまでして離婚をしたかったのかを尋ねると、ようやく母が真相を語ってくれたのです。離婚を決意したもっとも大きな理由は、父の不倫だったそう。かなり長きに渡り不倫関係を続けていたようです。相手は少し年下の、バツイチ独身。飲食店を経営している女性だったといいます」父親が葬儀に参列して…「母が不倫に気付いたのは5年ほど前。腹は立ったものの、激昂して取り乱すようなことはなかったそうです。そして、とりあえず相手の女性と電話で話し、そこで相手も自分の非を認めたため大事にはならず、“もう関わらないで欲しい”と伝えて穏便に終わらせたとのことでした。これで決着がついた…はずだったのですが、昨年、その女性が亡くなったらしいのです。その葬儀に父が黙って参列。それを知った母は、許せないと思ったそう。不倫が発覚したとき以上の怒りをおぼえたようです。それにより、離婚を決意したと語っていました」“両親の熟年離婚により家族が危機に陥った女性の告白”をご紹介しました。長年連れ添った夫婦には、二人にしか理解し合えないことも多いはず。いくら子どもとはいえ、そこに口を挟むのはなかなか困難でしょう。ある程度思いを伝えたら、あとは見守るしかないのかもしれません。©maroke/Adobe Stock ©mapo/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月19日ある日、義父母から突然「私たち離婚しました」の報告が! 衝撃を受けていたのですが、義母からさらに予想もしないおねだりをされて……? 巻き込まないで!私は小学1年生の息子と夫の3人家族。義父母は他県に住んでいましたが、定期的に義実家へ帰省していました。ある日、夫宛てに義母からビデオ電話があり、私もそばで話を聞くことに。義母はあっけらかんとした調子で「私たち離婚したの」と言います。夫は、両親があまり仲良くないことを察していたようで、「そっか……」とだけ返事をしていました。 義父母が離婚してしばらくしたある日、義実家にひとりで暮らしている義母を訪ねたときのこと。義母が「ひとり暮らしになって、これからお金に困りそうなの。月10万円くらい援助してくれない?」と言ってきます。義母はパートで働いていますが、それだけでは暮らしていくのが大変だと言います。お世話になった義母の助けになりたい気持ちはあるものの、月10万円はわが家にとって安い金額ではありません。それに、義母は後先考えずに衝動買いをするタイプのため、余計に躊躇してしまいます。私は戸惑い、「子どもにもこれからお金がかかってくるので、そんなに援助はできません……」と正直に義母へ話します。すると義母は「なによ、冷たいわね!」と不機嫌に。義母の態度に私がオロオロしていると、夫がリビングに投げ出されていた義母のカバンを拾い上げ「このカバン……新品のブランド品だよね? 本当に金銭的につらいんだったらできる限りの援助はしたいと思う。でもまずは母さんのお金の使い方を見直してほしい」とズバッと言いました。義母は息子に言われたこともあり、「そ、そうね……」と引き下がります。そして、ブランド品を買うことをやめ、今持っているものも売りに出せるものは出すなど行動してくれるように。結局月10万円の援助の話はなくなりましたが、ネットで購入した食材を義母に送るなど、お金を渡す以外の方法でたまに援助を行っています。援助の話をされたときは戸惑いを隠せなかった私。私と夫が歳をとったときに、子どもに同じ気持ちにさせないよう今のうちから貯金をしていかないといけないと思った出来事でした。 作画/yoichigo著者:山川みさ
2024年06月19日今回は、物語をクイズ形式で紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。※この物語はフィクションです。定年退職を迎え…定年退職を迎え、妻と2人で暮らす主人公。主人公は仕事一筋で生きており、会社以外の交友関係はありません。一方で子育てを終えた妻はパートで働き始め、イキイキと暮らしています。主人公はそんな妻が気に入らずに苛立つ毎日。ある日、妻が友人と外食して帰りが遅くなった日のこと。専業主婦のくせに!出典:レイナの部屋【ブラックわーるど】ついには、妻に「専業主婦のくせに!」と怒鳴る主人公。すると妻はある反論をします。ここでクイズ主人公に専業主婦と言われた妻の反論とは?ヒント!妻は事実を淡々と述べました。一触即発の事態に出典:レイナの部屋【ブラックわーるど】正解は…正解は「もう働いているから、定年退職したあなたより稼いでいます」でした。昔は従順だったものの、パートを始めてから反抗してくる妻。そんな妻の態度が気に食わず、主人公は妻と一触即発の事態に。その後妻は、熟年離婚の増加の話をテレビで見ます。「熟年離婚って増えてるの…?」と考えさせられたのでした。イラスト:レイナの部屋【ブラックわーるど】※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(Grapps編集部)
2024年05月29日今回は、物語をクイズ形式で紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。※この物語はフィクションです。定年退職後の生活定年退職を迎えた主人公は、妻と2人暮らしです。妻は長年、専業主婦として家事育児をこなしていましたが…。現在は育児を終え、パートをしながらイキイキと暮らしています。主人公はそんな妻が気に入りませんでした。専業主婦のくせに!出典:レイナの部屋【ブラックわーるど】ついには、妻に向かって「専業主婦のくせに!」と怒鳴る主人公。すると妻はある反論をします。ここでクイズ「専業主婦のくせに!」と言われた妻がした反論とは?ヒント!主人公は返す言葉がありませんでした。「あなたより稼いでいる」出典:レイナの部屋【ブラックわーるど】正解は…正解は「もう働いているから、定年退職したあなたより稼いでいます」でした。昔の妻は主人公の言葉に従い、反論しませんでした。しかし今では家事育児、そしてパートで得た経験で強くなり…。自分に対し反論する妻に主人公は不満を感じます。ある日、熟年離婚の増加の話をテレビで見た妻。「熟年離婚って増えてるの…?」と考えさせられたのでした。イラスト:レイナの部屋【ブラックわーるど】※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(Grapps編集部)
2024年05月28日6月21日公開の映画『九十歳。何がめでたい』の完成披露舞台あいさつが21日、都内で行われ、草笛光子、唐沢寿明、藤間爽子、片岡千之助、LiLiCo、真矢ミキ、前田哲監督が出席した。直木賞をはじめ数々の賞を受賞し、昨年の11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子のベストセラーエッセイ集『九十歳。何がめでたい』を、『老後の資金がありません!』の前田哲監督が実写映画化した本作。2016年5月まで1年に渡り「女性セブン」(小学館)に連載され、90歳を迎えヘトヘトになった作家自身の日々の暮らしと世の中への怒り、戸惑いを綴り、書籍化されるや老いと現代社会に対する歯に衣着せぬ物言いと独特のユーモアで、たちまち社会現象となった。そんな同エッセイを映画化した本作で主演の草笛光子が90歳の作家に扮し、老後の諸問題をユーモアを交えて描く。完成披露試写会が行われたこの日は試写会前に舞台あいさつが行われ、主演の草笛はじめ唐沢寿明らキャスト陣と前田監督が登場。劇中で佐藤愛子役を演じた主演の草笛が「皆さん今日はようこそお出でくださいました。素晴らしい会に座らせていただいたこと、本当に幸せだと思っています。皆さんも幸せいっぱいで本を読んでいただいてありがとうございます」とあいさつ。仕事も家庭も上手く行かず愛子先生にエッセイの企画を持ち込む昭和気質の編集者を演じた唐沢は「本日はこんなにたくさんの方々に来ていただきまして本当にありがとうございます」と観客に感謝しながらマイクを顔にぶつけて「こんな感じでやっていました(笑)」と会場の笑いを誘った。登壇者のあいさつが一通り終わった後に、観客の悩みにズバリと答えるお悩み相談のコーナーも実施。51歳の女性による「今までの人生の中で1番めでたかったことは?」という質問に真矢は「宝塚に入ること、それから俳優になることっていうこの2つの職業が1番キツイと思うって中学の時に言ってました。1番遠い世界と言っていた記憶があるんですけど、両方ともやっている私自身がおめでたいと思っています」と回答。また、52歳の女性による「子どもたちが巣立っていき、主人と2人っきりになるのが今から不安です。熟年離婚もありでしょうか?」という質問に草笛は「私はまだ離婚をしてないんですよ。まだ試してガッテンじゃないので良く分かりません」と明かしつつ、「まあこうしてお話をしている中に分かっていくかもしれませんね。そういうお顔が並んでいます」と他のキャストによる回答が気になっている様子。すると隣にいた唐沢が「お子さんが出来る前は2人だけだったからどんな気持ちで2人でいたのかを思い返せばね。お子さんが巣立って2人っきりになった時に熟年離婚を考えるのはどうなんだろう。変じゃないですかね。やっと2人っきりになれたんだったら一緒に何か出来ることを考えればいいのにね」と熟年離婚に否定的な見解を示して「お互い努力しないとね。あっちが悪いこっちが悪いと言っていると上手くいかないのでしっかりと向き合って話し合いをして2人で出来ることを見つけていく。あとは30秒ぐらい目と目を見つめ合うとかね。多分持たないと思いますが(笑)」と答えた。一方のLiLiCoは「自分が離婚したいと思ったら誰かのために自分の人生を犠牲にする必要はないと思います」とあっさりとした答えも、「まだお子さんが巣立ってないのに今から心配してもしょうがないと思います。1回チューをしてみるとか久しぶりにハグをしてみるとか、日本は政治、教育、夫婦、カップル何でもそうなんですが、コミュニケーション不足からどんどん割れて行くので、ちゃんと会話をするのが1番大事。いっぱい会話してください。そこでダメだったら別れればいいんじゃないんですかね」とコミュニケーションの大切さを説いていた。映画『九十歳。何がめでたい』は、6月21日より全国公開。
2024年05月22日「2人目の子供が大学を卒業して就職したタイミングで、私のほうから離婚を切り出しました。とくにお互いが憎み合っているわけではありませんでしたが、これからあと数十年、どちらかが死ぬまで一緒にいるのかと考えると、毎日がストレスで……」 こう語るのは、結婚26年目で離婚した、当時50代の専業主婦A子さん(夫は会社員)。近年、A子さんのように婚姻期間20年以上の夫婦が離婚する、いわゆる“熟年離婚”が増加している。厚生労働省「令和4年度 離婚に関する統計の概況」によると、日本の離婚件数は、2002年をピークに年々減少。その一方で、離婚全体の中で、“熟年離婚”が占める割合は、2013年までほぼ15~16%を推移していたが、その後ジワジワと上昇。2020年には20%超となり、過去最高を更新。いまや離婚する夫婦のうち、5分の1が熟年離婚という時代。そしてその約7割が、妻からの申し出だといわれている――。「熟年離婚は20代、30代の離婚と違い、その後の生活設計を具体的に考えたうえで、いちばんよい条件で離婚することがとても大事です。とくに50代、60代の専業主婦の場合、あと20年、30年後も生きていることを考え、財産分与、年金分割、慰謝料などのお金の問題について、事前にしっかり把握したうえで考えるべきです」このようにアドバイスしてくれたのは、年間900件以上、累計で6千件以上の離婚相談の実績を誇る、弁護士法人丸の内ソレイユ法律事務所の離婚部門リーダー・早瀨智洋弁護士。離婚後、自分の生活費や住居を確保できるか。離婚を急ぐあまり、これらのことを調べもせずに離婚をしてしまうと、その後の生活が苦しくなる可能性が大いにある。 冒頭のA子さんも、大きなトラブルもなく熟年離婚したと思っていたが、その後したたかな夫にだまされていたことを知って、後悔していると、当時を振り返る。「離婚しても不動産や預貯金などの共有財産(後述)が半分入るから、生活は当分の間は困らないと安易に考えていました。だから財産分与については夫任せ。離婚協議書も作成してもらい、サインしました。夫からは、“今ある共有財産はこれだけ。でも、多めにあげる”と言われ、逆に申し訳ないなと思ったぐらいでした」ところが、離婚後しばらくたってから、夫の親しい関係者から、“彼は家族に内緒で隠し口座を持っていたんだよ”と聞かされ、A子さんは憤慨したという。「この件を弁護士に相談したところ、さらに夫の退職金も財産分与の対象となることを初めて知って、愕然としました。 結局、1千万円ぐらいもらい損ねていたことがわかりました。最初から共有財産の試算をすべて夫に任せ、私が疑いもせずに離婚協議書にサインしてしまったことを悔やんでいます」離婚する場合、婚姻期間中に築いた夫婦の財産(預貯金、不動産、株、保険、退職金、自動車など)は、“共有財産”となり、名義にかかわりなく原則2分の1の割合に分けられるのが財産分与である。この財産分与と並び、離婚後の生活を経済的に安定させるために重要なのが年金分割だ。「夫が会社員や公務員の場合、婚姻期間中に払い込んだ厚生年金の年金保険料を最大で50%受け取れる制度です。年金分割をすると、自身が年金を受け取る際に厚生年金が受け取れるようになりますので、老後の生活が安定することになります。年金分割は厚生年金の部分のみが対象の制度ですが、じつは企業年金の部分も、共有財産として財産分与の対象になりえます。企業年金(確定拠出年金、確定給付企業年金など)は、会社によって制度が違いますが、婚姻期間に対応する金額が財産分与の対象となりえ、2分の1に相当する金額が財産分与に含められる可能性があります。これも事前に確認しておくべきです」(早瀨弁護士)■“特有財産”は財産分与の対象外と聞いてあぜんちなみに、離婚後、自分にどれだけ年金分割されるのか。夫にバレずに、事前に金額を調べる方法がある。50歳以上であれば、年金事務所で「年金分割のための情報通知書」を請求すれば、見込み額を知ることができるそうだ。そして財産分与の中でも、大きなウエートを占めるのが退職金だ。 「退職金は在職期間に占める婚姻期間中の割合を計算して、財産分与の対象となる金額を算定します。 夫が退職する前に離婚する場合でも財産分与の対象となります」(早瀨弁護士)だが、離婚協議書に“この協議書に記載したもの以外は請求しない”というような記述(清算条項)を入れて合意していた場合、原則としてその後の請求をすることは難しいという。A子さんの夫のように隠し財産(預貯金、不動産など)を持っている場合もあり、すべてを把握することはなかなか難しいが、有利な条件で離婚したいと思うなら、やはり専門家に相談することがベストな選択になるだろう。本誌は、A子さんのほかにも、同じような立場になった2人の女性を取材、これらの実録エピソードをもとに“熟年離婚の落とし穴”にハマらないための注意点を早瀨弁護士に解説してもらおう。結婚32年目。現在離婚調停中の60代専業主婦のB子さん(夫は会社経営者)のケースは、億単位のトラブルである。B子さんの夫は祖父の代から続く会社の3代目社長。夫の父親が結婚前に建ててくれたという都内の高級住宅地の家に家族4人で生活。結婚後、お金に関しては何不自由なく暮らしていた。「高級店での飲食、旅行、ブランド品の購入など、夫も私もそれぞれの趣味や人付き合いに、お金をぜいたくに使っていました。子供が2人とも理系の大学で、かなり学費がかかりましたが、それでもお金に困ることはなかったです。だからお互い貯金をするという発想がなく、“あるだけ使うという生活”を長年続けていました」そんなセレブ生活が狂い始めたのは3年前。B子さんの夫の浮気が発覚し、愛人にお金を使いこんでいることが発覚したのだ。「かなりもめました。私と子供たちが家に残り、夫とは別居。2年ぐらい別居生活が続き、もう関係修復は難しいと判断し、離婚に向けて弁護士に相談しました。すると、この土地と建物は、夫の親から贈与された特有財産なので、財産分与の対象外だと言われて……。土地の評価額だけでも数億円あるので、離婚しても億単位のお金が入ると思っていました。それが特有財産だからゼロ。しかも貯金もないので、弁護士からは『離婚しても財産分与でもらえるお金は想像以上に少ないですよ』と。慰謝料や年金分割などで入るお金だけでは到底納得できないので、いま調停中です」夫が結婚前から所有していた預貯金、親からの相続や贈与で得た財産は、共有財産ではなく、特有財産となるため、財産分与の対象とならないのだ。「このようなケースの場合、別居をしたまま、夫から婚姻費用(生活費)をもらい続けて生活をしたほうがいいかもしれません。離婚すると生活レベルが下がる可能性がかなり高いと思われます」(早瀨弁護士)■別居中に購入したマンションは財産分与の対象外最後に、結婚28年目で離婚した当時50代の会社員C子さん(夫も会社員)のケースを見ていこう。夫婦共働きで、子供が2人。離婚する半年前から別居生活だったが、夫とは数年前から、子供が成人したら“お互いそれぞれの人生を歩もう”と話し合っていたため、離婚協議でもめることはなかったという。「財産分与はマンション、年金分割など。生活費と学費、住宅ローンなど、毎月いっぱいいっぱいで、貯金はほとんどありませんでした。退職金はお互い働いているのでノータッチ。慰謝料もなし。これらの内容を公正証書の離婚協議書にまとめました。 夫はマンションの売却価格の半分にプラスα、トータルで全体の7割の財産を分けてくれました」離婚して半年後、C子さんは「お父さん再婚したみたいだよ」と、子供から送られてきたLINEで新事実を知ることに。「離婚する前からお付き合いされている女性がいたようで……。しかも別居中に、マンションまで購入していたようです。どこにそんなお金があったのか。離婚前にちゃんと調べておけば、慰謝料を請求できたのに!と、だまされたようで損した気分です」このケースの場合、離婚前にマンションを購入しているので、C子さんは自分との共有財産になるのではないかと思ったのだが……。「離婚前の別居中に購入している場合、そのマンションは財産分与の対象にはなりません。また、慰謝料は浮気の証拠がなければ請求はできません。仮に離婚前に請求して取れたとしても、金額は200万円前後。C子さんが財産分与で7割もらったのであれば、損はしていないかもしれません……」(早瀨弁護士)熟年離婚を検討する際は、相手に離婚を切り出す前に、共有財産、年金分割などの現状把握をしっかりやる。これが熟年離婚で失敗しない、新たな人生の一歩となる。
2024年05月13日結婚10年を迎える夫婦に訪れた離婚危機。離婚すべきか、我慢すべきか、そもそも離婚して生活できるのか―。さまざまな思いが交差するお話です。義実家に娘を奪われそうなことに危機感を感じていた妻・景子さん。すると娘の結菜ちゃんに「従兄弟ときょうだいになるの?」と聞かれ、びっくり! 否定すると、残念がる娘に「ママは一緒じゃないけれど、従兄弟のところにいく?」と聞いた景子さん。結菜ちゃんは驚いた様子で「結菜はママと一緒がいい」と言い、景子さんは心底ホッとすると同時に、改めて、娘の未来を最優先に考えないと!と思ったのでした。 離婚後の生活を見据え、実家へ相談に行くと… 離婚後は、実家に戻って生活することを考えていた景子さん。しかし、母にはあっさりと断られ、さらに離婚まで大反対されました。景子さんは、離婚歴のある母なら現状のつらさをわかってくれるかと思ったのですが、離婚して子どもを育てた経験があるからこそ、お母さんは「死ぬまでくらいついて、妻の権利を主張しなさい」と景子さんに告げたのです。それでも景子さんは、不倫はなかったことにはできないと離婚を決意しつつも、「今は離婚の時じゃない。いちばんいいタイミングで離婚届を突き付けてやる」と誓うのでした。 娘の養育費、将来の年金、就職問題…。離婚して苦労した経験があるお母さんは、利己するデメリットについて、リアルに伝えました。娘の未来を最優先に考えたいと思っていた景子さんには、きっと重く響いたでしょう。 あなたなら、景子さんのお母さんの現実的な話を聞いても、離婚話を進めますか?それとも…? >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
2024年05月07日結婚10年を迎える夫婦に訪れた離婚危機。離婚すべきか、我慢すべきか、そもそも離婚して生活できるのか―。さまざまな思いが交差するお話です。修羅場から脱出し、夫が逃げ込んだのは、不倫相手である亜美さんの家。すると亜美さんは「離婚する気はあるんだよね?」と確認しました。亜美さんとも一緒にいたいけれど、娘も失いたくない(妻に養育費を払いたくない)夫は、自分と亜美さんで娘を育てたいと考えましたが、亜美さんに「子どもはムリ」と先に釘をさされたのでした。 そのころ、マンションで妻は… この修羅場を見守っていた大学時代の友人・美咲さんとタカさんは、どちらも妻・景子さんに「今は離婚しないほうがいい」と言います。その理由として、美咲さんは経済的な問題を挙げました。しかし、タカさんはまた別の理由があると言います。それは、亜美さんとの結婚を望んでいる夫だからこそ、今、景子さんが妻の座を明け渡せばすぐに不倫相手と結婚することができ、夫の思うツボになってしまうから、ということ。タカさんは、夫に「世の中はそんなに甘くないと教えるべきだ」というのです。 離婚後の経済的な問題は大きな問題ですが、タカさんのように「これでは夫の思うツボ」という考え方は、意外と盲点のように思います。衝動的に離婚するよりももっといい方法がある、ということですよね。このような考え方を知れたことだけでも、離婚の話し合いの場に第三者を入れたのは、正解だったように思いますね。 >>次の話 紙屋束実さんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
2024年04月05日結婚10年を迎える夫婦に訪れた離婚危機。離婚すべきか、我慢すべきか、そもそも離婚して生活できるのか―。さまざまな思いが交差するお話です。夫の過去の不倫相手である佐藤さんは、妊娠したかもと夫に話したところ、ひどい暴言を吐かれ、その直後に派遣切りにあいました。その後、佐藤さんは新たな職場を得て働き始めていましたが、亜美さんと歩く夫を偶然見かけ、家庭を崩壊させようと決意。この話を聞いた妻・景子さんも夫のことを許せず、離婚を決意したのです。 修羅場から夫が逃げ込んだ先は… 修羅場から脱出し、夫が逃げ込んだのは、現在進行形の不倫相手である亜美さんの家。そこでは、亜美さんにもこれまでの行動について詰め寄られます。亜美さんは「私が奥さんに話をつける」といい、同時に「離婚する気はあるんだよね?」とも確認。亜美さんとも一緒にいたいけれど、娘も失いたくない(そして、妻に養育費を払いたくない)夫は、自分と亜美さんで娘を育てたいと考えましたが、亜美さんに「子どもはムリだから。奥さんに引き取ってもらってよ」と先に釘をさされたのでした。 さんざん不倫をしておいて「離婚はしたいけれど娘は手放したくない」なんて、相変わらず身勝手な夫ですね。そして、不倫相手に「子どもはムリ」と言われて「子どもは妻に引き渡すよ」とあっさり言うなんて、愛する娘よりも不倫相手を取ると簡単に決意してしまうなんて…。夫としてだけでなく、父親としてもありえませんね。 >>次の話 紙屋束実さんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
2024年04月04日■これまでのあらすじ結婚から12年、自分に無関心な夫との関係に悩む美穂は、夫のいいところを探す努力していた。しかし夫の態度は変わらず、いよいよ離婚を考えていたある日、娘から「離婚しないで」と懇願されてしまう。すべてを我慢しようと決意する美穂だったが、数年後、夫婦関係はますます悪化。高校生になった娘と父の関係にもヒビが入っていた。ある時、部屋を片付けようとした夫が、クローゼットから離婚届を発見。それ以来、夫は積極的に家事をするなど、離婚回避に向けて猛アピールするが、その願いが美穂に届くことはなかった。大学生になった娘が家を出ていくことになり、ついに美穂は娘に夫との離婚を切り出す。すると娘は「ツラい思いをしてるのはわかってた」と涙を流し、それを受け入れる。そして美穂は、夫に「私と離婚してください」とあらためて離婚届を差し出して…。夫婦関係が破綻しているのは明らかなのに、離婚を拒否されるとは思いませんでした。それどころか「俺と離婚したいなら慰謝料を払え」だなんて…。私は本当に男を見る目がなかったんだ。最後まで夫に落胆する、悲しい終わり方でした。夫婦に無償の愛はありません。紙きれ一枚の関係だからこそ、それを維持するために、お互いを思いやり、大切な存在であることを言葉で伝える必要があります。私たちはそれができませんでした。愛が尽きた後で優しくされても、何も生まれません。私たち夫婦の道は完全に割れてしまったけど…娘の親であることは変わりません。娘に心配をかけないためにも、元夫にも幸せでいてほしいと願っています。※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ 山口カエ こちらもおすすめ!いったい何が!? 忽然と姿を消した夫突然連絡が取れなくなった夫…。心配になった妻は警察へ行くことに。家には通帳も印鑑もない…。夫は自ら計画的に出て行った!? 「夫の失踪」1話目はこちら>>
2024年03月25日■これまでのあらすじ結婚から12年、自分に無関心な夫との関係に悩む美穂は、夫のいいところを探す努力していた。しかし夫の態度は変わらず、いよいよ離婚を考えていたある日、娘から「離婚しないで」と懇願されてしまう。すべてを我慢しようと決意する美穂だったが、数年後、夫婦関係はますます悪化。高校生になった娘と父の関係にもヒビが入っていた。ある時、部屋を片付けようとした夫が、クローゼットから離婚届を発見。それ以来、夫は積極的に家事をするなど、離婚回避に向けて猛アピールを続けていた。娘の誕生日には、妻にも限定コスメをプレゼント。しかしそれは、夫がかつて別の女性に贈った因縁のブランドで、美穂はあまりのデリカシーのなさにドン引きする。そうして娘は大学生に。美穂は、引っ越し準備をする娘に声をかけて…。「お父さんと離婚しないで」と泣かれた日から今日まで、娘と離婚について話したことはありませんでした。お互いにその話題は避けていたのだと思います。ブックカバーを取って離婚の本を見せた時、娘はまるであの日に戻ったかのように泣いていました。ようやく娘に離婚することを伝えられ、苦しかった心の重りが取れたように感じました。夫は箱に入れていた古い離婚届の存在を知っていたようです。それならもう、話は早いでしょう。私はようやく別れを切り出せたのですが…。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月24日■これまでのあらすじ結婚から12年、自分に無関心な夫との関係に悩む美穂は、夫のいいところを探す努力していた。しかし夫の態度は変わらず、いよいよ離婚を考えた美穂は、経済的な自立が大切だと事務のパートを始め、1年後、正社員に昇格する。そんなある日、美穂は離婚届を見つけてしまった娘から「離婚しないで」と懇願され、すべてを我慢しようと決意する。しかし数年後、夫婦関係はますます悪化。高校生になった娘と父の関係にもヒビが入っていた。ある時、部屋を片付けようとした夫が、クローゼットから離婚届を発見する。妻が離婚を考えていると知った夫は「悪かったところを教えてほしい」「これからの俺を見てほしい」と頼み込むが、美穂は「あなたは一緒にいる人を幸せにできない」とそれを突き放す。すると翌日、夫は笑顔でキッチンに立っていて…。あれだけ私に無関心だった夫が、私の機嫌を取るようになっていきました。何のつもりか知りませんが、ペースを乱されて迷惑でしかなく…。こんなことで私にしてきたことが帳消しになり、愛情が戻ると思ってるんでしょうか。考えが浅はかすぎます。自分じゃなく娘の誕生日に渡された限定コスメのプレゼント。すっかり忘れていたのに、離婚を決意した日を思い出させてくれたこの人は…本当に私を不快にする天才です。一緒にいることはできないと心の底から思いました。娘が巣立つ日が近づき、ようやく私は…。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月23日■これまでのあらすじ結婚から12年、自分に無関心な夫との関係に悩む美穂は、夫のいいところを探す努力していた。しかし夫の態度は変わらず、いよいよ離婚を考えた美穂は、経済的な自立が大切だと事務のパートを始め、1年後、正社員に昇格する。そんなある日、美穂は離婚届を見つけてしまった娘から「離婚しないで」と懇願され、すべてを我慢しようと決意する。しかし数年後、夫婦関係はますます悪化。さらには高校生になった娘と父の関係にもヒビが入っていた。ある時、部屋を片付けようとした夫が、クローゼットから離婚届を発見する。慌てた夫は明るく手料理を振る舞うが、美穂が冷たい態度を変えることはなかった。その夜、夫が「離婚を考えているのか?」と聞くと、美穂は「今すぐ離婚とは思っていないけれど、あなたと添い遂げるつもりはない」といい…。私とやり直せると思っている夫は、自分の何が悪いのか全くわかっていませんでした。びっくりするやら情けないやら…人の気持ちを大切にできない、そういうところが全部もう無理なのです。会話もしないし、「おはよう」も「ありがとう」も言わない。そんな2人が夫婦である意味なんてありません。夫には私の離婚の意思は伝わった。今まで我慢していた不満もぶちまけることができた。このまま別れられるかもしれない。でも…離婚に反対する娘にどう話すべきか、悩んでしまい…。朝起きるとなぜか夫がキッチンにいて…気持ち悪い笑顔で私に挨拶してきたのです。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月22日■これまでのあらすじ結婚から12年、自分に無関心な夫との関係に悩む美穂は、夫のいいところを探す努力していた。しかし夫の態度は変わらず、いよいよ離婚を考えた美穂は、経済的な自立が大切だと事務のパートを始め、正社員に昇格する。そんなある日、“お守り”として持っていた離婚届を娘に見られてしまう。娘から「離婚しないで」と懇願された美穂は、すべてを我慢しようと決意するのだった。数年後、夫婦関係はさらに悪化し、父娘の関係にもヒビが入っていた。実は1年半前、美穂がインフル疑惑の高熱でダウンした際、夫は「ごめん」と謝る妻に「本当に悪いと思ってるなら、車で寝るくらいしたら?」と言い放つ。美穂はそのまま車へ向かい、その事実を知った娘はブチ切れ。夫は、美穂がすねて車に行ったせいで娘に嫌われてしまったと考えていて…。【夫side STORY】いつからか家族で出かけることもなくなり、俺は家に置いてけぼりを食らうことが多くなりました。暇なので部屋を片付けていたところ、覚えのない小箱からまさかの離婚届が…。妻は俺と離婚したいのか? そんなの親に何を言われるかわからないし、娘も困るはず。今さら別れても誰の得にもならないよな!?焦った俺は久しぶりに家族のためにご飯を作りました。喜んでくれるかと思いきや、2人とも冷たい反応…。思い切って妻に離婚を考えているか聞いてみたところ、考えていると返ってきて…。俺は何も悪いことはしていないし、離婚する気もないのに。あいつは俺と添い遂げるつもりはないと知り、愕然としました…。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月21日■これまでのあらすじ結婚から12年、自分に無関心な夫との関係に悩む美穂は、夫のいいところを探す努力していた。しかし夫の態度は変わらず、いよいよ離婚を考えた美穂は、経済的な自立が大切だと事務のパートを始め、正社員に昇格する。そんなある日、“お守り”として持っていた離婚届を娘に見られてしまう。娘から「離婚しないで」と懇願された美穂は、すべてを我慢しようと決意するのだった。それから数年が経ち、夫は最低限の家事しかしてくれない美穂にイラ立つようになっていた。夫婦の会話はさらに減り、もはや事務的なやり取りだけに。妻との関係はそれでいいとしても、娘までも自分に冷たい態度を取ることが気になる夫だったが、おそらくそれは、娘が中2の時の出来事がきっかけで…。【夫side STORY】この忙しい時期に発熱した妻にイラついたのは否定しませんが…、あの言葉は冗談半分で言っただけで、本心だったわけじゃないんです。「悪いと思ってるなら車で寝れば?」と言われて、本当に車に行く人間がいますかね?でも、それを知った時の娘の凍りついた顔が忘れられません。あの日から娘は俺と距離を置きだしたように思います。まったく…考えれば冗談を真に受けてキレたあいつのせいだよ…。つくづく面倒くさい妻を持ったもんです。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月20日■これまでのあらすじ結婚から12年、美穂は自分に無関心な夫との関係に悩みを抱えていた。少しでも夫のいいところを見つけようと努力するが、夫の態度はまったく変わらない。いよいよ離婚を考えた美穂は、“離婚届”をお守りとして引き出しにしまっておくのだった。経済的な自立が大切だと考えた美穂は事務のパートを始め、1年半後、正社員に昇格。そんなある日、偶然、離婚届を見つけてしまった娘から「離婚しないで」と懇願される。自分のことばかりで娘のことを考えていなかったと反省した美穂は、すべてを我慢しようと決意。しかし数ヶ月後、「お前も正社員になったんだから」と生活費を折半にすると言い出した夫と喧嘩になり、娘に大泣きされてしまう。その後も夫婦関係は改善せず、中学生になった娘に入学祝いのリクエストを聞くと、「お父さんと仲良くして」と言われてしまい…。【夫side STORY】結婚生活が長くなると、夫婦は空気のような存在になるのかもしれません。現に妻は俺が話しかけても遠慮なく無視してきます。そういえば、いつから妻とまともに話してないんだろう…。子どものことを話す時はありますが、会話と言うより事務連絡みたいなもんでしょうか。別に妻にそっけなくされても痛くもかゆくもありません。しかし、パパっ子だった娘まで俺に冷たいのは、やっぱりちょっと気になります…。反抗期のせいにしたいところですが、実は思い当たる節があって…。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月19日■これまでのあらすじ結婚から12年、美穂は自分に無関心な夫との関係に悩みを抱えていた。少しでも夫のいいところを見つけようと努力するが、夫の態度はまったく変わらない。いよいよ離婚を考えた美穂は、“離婚届”をお守りとして引き出しにしまっておくのだった。経済的な自立が大切だと考えた美穂は事務のパートを始め、1年半後、正社員に昇格。そんなある日、娘が修学旅行の書類にハンコを押そうと、美穂の引き出しを開けてしまう。それからというもの、娘の機嫌は悪くなり、美穂や夫にも強く当たるように。“娘が離婚届を見てしまった”という事実を知らない美穂は、「反抗期?」などと考えるが、ある時、娘から「お願いだから離婚しないで」と懇願されて…。私の不注意で隠していた本と離婚届を娘に見られてしまいました。必死に父親をかばう娘を見ていたら、離婚したいなんて言えませんでした。私は自分のことばかりで、娘の幸せを考えていなかった。娘が大人になるまで離婚はできない…。夫と別れることを目標に突っ走ってきた私。何のために頑張ってきたのかわからなくなり、虚しくて涙が止まりませんでした。生活費も完全折半となってしまい、夫はもうただの同居人でしかなく…。それでも、今の娘は家族一緒にいることを求めている。私が頑張って我慢するしかないのです。次回に続く(全19話)毎日更新! この話のイラストは、一部下記クレジットの写真を使用しています。©moronobu - stock.adobe.com
2024年03月18日■これまでのあらすじ結婚から12年、美穂は自分に無関心な夫との関係に悩みを抱えていた。久々に夫婦で出かけたレストランでも、夫は文句ばかり。さらに帰り道、新作のコスメに心惹かれていると、夫から「高い化粧品なんてお前にはいらない」と笑われてしまう。だが後日、夫のスーツのポケットにコスメの予約票を発見。期待する美穂だったが、誕生日当日、夫は泥酔して帰宅し、コスメも別の女性への贈り物だったことが判明する。離婚を考えた美穂は、パートながらも中小企業の事務として精一杯、仕事に取り組む。そして1年後、正社員にならないかと打診され、意外にも夫から「チャレンジしてみたら?」と背中を押される。そんな中、娘が修学旅行の書類にハンコを押そうと引き出しを開けると、本に挟まれた離婚届が目に入って…。小学6年になった娘は、反抗期に入ったのか親に強く当たることがありました。学校で嫌なことがあったのでは…と心配しましたが、何も話してくれません。仕方なく私は、娘が自分から話してくれる時を待つことにしました。私自身は至って順調で、念願の正社員になり、また一歩離婚に近づけたと気力がみなぎっていました。頑張れば娘が中学に入るタイミングで自立できるかもしれない。上機嫌で帰宅すれば、泣いている娘が私の帰りを待っていて…。まさか「離婚しないで」と言われるとは夢にも思いませんでした…。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月17日■これまでのあらすじ結婚から12年、美穂は自分に無関心な夫との関係に悩みを抱えていた。久々に夫婦で出かけたレストランでも、文句ばかりの夫にうんざり。さらに帰り道、新作のコスメに心惹かれていると、夫から「高い化粧品なんてお前にはいらない」と笑われてしまう。だが後日、夫のスーツのポケットにコスメの予約票を発見。期待する美穂だったが、誕生日当日、夫は泥酔して帰宅し、コスメも別の女性への贈り物だったことが判明する。いよいよ離婚を考えた美穂は、前職の経理を活かせる仕事に応募を重ね、なんとか中小企業のパートが決まる。想像以上に仕事の負担は大きく、夫からも嫌味を言われる美穂だったが、いつか離婚するためだと自分を奮い立たせて仕事に取り組む。そして1年後…。会社の社長から正社員にならないかの打診がありました。これまでの努力を認めてもらえて嬉しいものの、自分に務まるか不安になってしまいました。まだ自分に自信が持てない…でも、正社員になれるならなりたい…。夫に打ち明ければ、また私のことをバカにしてくる始末。うっかり話すんじゃなかったと後悔しましたが、そんな気負わず、一回チャレンジしてみたら?と背中を押してくれたのはまさかの夫で…。私が離婚するために頑張ってるなんて、これっぽっちも思わないんだろうな。何とも言えない気持ちになりました。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月16日■これまでのあらすじ結婚から12年、美穂は自分に無関心な夫との関係に悩みを抱えていた。そんなある日、夫が食事券をもらってきたことから、久々に夫婦でレストランへ。しかし夫は、味や店への文句ばかりで、美穂は苦痛な時間を過ごすのだった。帰り道、美穂が新作のコスメに心惹かれていると、「高い化粧品なんてお前にはいらない」とあざ笑う夫。だが後日、夫のスーツのポケットにコスメの予約票を見つけた美穂は、自分への誕生日プレゼントを用意してくれたのかと嬉しくなる。しかし誕生日当日、夫は泥酔して帰宅し、コスメも別の女性への贈り物だったことが判明する。離婚を考えた美穂は、“お守り代わり”と離婚届を本に挟んでしまっておくことに。さらに、夫と別れるためにも本気で仕事を探す決意をして…。離婚に必要なお金を計算しましたが、独身時代の貯金を入れてもお金は全然足りず…。離婚後の生活も考えるとフルタイム勤務に切り替え、稼ぐしかありませんでした。しかし、正社員の仕事は全て不採用、派遣の書類選考も通らず…。何とかご縁をいただけたのは、未経験OKの中小企業の経理パートでした。経理事務で入ったのに雑務が多く、正直思っていたのと違って辞めたくなりましたが…。「離婚するために働いているんだ」と自分を奮い立たせました。相変わらず夫は嫌味を言ってきますが、真面目に取り合うだけ時間と労力の無駄。最短で自立しようと地道に勉強をしていた時、想定外の話が舞い込んできて…。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月15日■これまでのあらすじ結婚から12年、美穂は自分に無関心な夫との関係に悩みを抱えていた。そんなある日、夫から貰い物の食事券を渡され、“夫婦関係を持ち直すいい機会だから”と夫を誘うことに。だが夫は、「今さら2人でご飯なんて食べてどうすんの?」とそれをスルー。結局、食事には行くことになるも、当日も文句ばかりで苦痛な時間を過ごすのだった。帰り道、美穂が新作のコスメに心惹かれていると、「高い化粧品なんてお前にはいらない」とあざ笑う夫。しかし後日、夫のスーツのポケットにコスメの予約票を見つけ、自分への誕生日プレゼントを用意してくれていたのかと嬉しくなる。ところが誕生日当日、夫は泥酔して帰宅。さらに、夫のスマホに女性からコスメのお礼メッセージが届き、自分へのプレゼントではなかったことに気づいて…。自分の誕生日の翌日、私は役所へ離婚届をもらいに行きました。とても緊張しましたが、窓口の方の対応はあっさり。知り合いに見られないか身構えていた分、拍子抜けしました。この紙を出せば夫と他人になれる…その足で離婚についての書籍も買いに行きました。私の未来がかかった離婚の本。その一番大事なページに「離婚届」を隠しました。これは私のお守り…自分の人生を生きるために今日から頑張ろう。夫が買ってきた一日遅れの誕生日ケーキは食べませんでした。嫌いな夫と別れることだけを目標に私は動き出したのです。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月14日■これまでのあらすじ結婚から12年、自分に無関心な夫との関係に悩みを抱えていた美穂が、パート先で愚痴をこぼすと、先輩から「悪いところばかりでなく、いいところを探してあげて」と言われてしまう。そんなある日、夫から貰い物の食事券を渡された美穂は、“夫婦関係を持ち直すいい機会だから”と夫を誘うことに。だが夫は、「今さら2人でご飯なんて食べてどうすんの?」とそれをスルー。結局、食事には行くことになるも、当日も文句ばかりで苦痛な時間を過ごすのだった。帰り道、美穂が新作のコスメに心惹かれていると、「高い化粧品なんてお前にはいらない」とあざ笑う夫。もうすぐ誕生日を迎える美穂は、「昔は同じブランドのプレゼントをくれたのに」と切なくなるが、後日、夫のスーツからある紙を見つけて…。夫のスーツのポケットから出てきたのは限定コスメの予約券。何も言わないだけでちゃんとお祝いを考えてくれてたんだと、その時の私は柄にもなく浮かれてしまったんだと思います。自分の誕生日に思いやりのない夫の帰りを待つだなんて…。結局、日付が変わったタイミングで酔い潰れた夫が帰宅しました。部下の前でも私を下げる発言をする夫に心底呆れ、嫌味のひとつでも言ってやろうと考えていましたが…。あのコスメが私の誕生日プレゼントではなかったことを知りました。ほんの少しでも夫に期待した自分がバカみたいで…涙も出ませんでした。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月13日■これまでのあらすじ結婚から12年、自分に無関心な夫との関係に悩みを抱えていた美穂が、パート先で愚痴をこぼすと、先輩から「悪いところばかりでなく、いいところを探してあげて」と言われてしまう。モヤモヤしながらも、翌週に控えた夫の誕生日のためにプレゼントを用意する美穂。そして迎えた誕生日当日、プレゼントの包装すら開けようとしない夫にうんざりしていると、夫から貰い物の食事券を渡される。夫婦関係を持ち直すいい機会だと考えた美穂は夫を食事に誘うが、夫はそれをスルー。「もっとコミュニケーションを取るべきだ」と訴えても、「夫婦なんてこんなもんだ」と取り合ってくれなくて…。結局、食事には行くことになるも、美穂は虚しさを感じるのだった。数年ぶりに夫とふたりで食事をしましたが、はっきり言ってつまらなかったです。料理のダメ出しに不快な咀嚼音…夫の良いところを探してみましたが、見つかりませんでした。楽しいはずの時間が苦痛になるなんて…もし娘が巣立ったら、こんな生活が一生続くってこと…?好きなブランドのコスメを手に取れば「高い化粧品はいらないだろ」と笑ってきました。夫といると自己肯定感が下がり続ける…。大学時代の友人に愚痴ったところ「別れるかは置いといて、いざという時のために正社員の仕事を探してみたら?」と言われ、少し目が覚めた気持ちになった私。今のままじゃ「離婚」なんて夢のまた夢。うまく見つかるかはわかりませんが、前向きに転職を考えようと思った時、見つけたものは…。次回に続く(全19話)毎日更新! この話のイラストは、一部下記クレジットの写真を使用しています。©rilueda - stock.adobe.com©Metro Hopper - stock.adobe.com
2024年03月12日■これまでのあらすじ結婚から12年、美穂は自分に無関心な夫との関係に悩みを抱えていた。ある日、家族で動物公園へ。ところが、「お弁当を食べよう」と誘うと、夫はハンバーガーが食べたいと言い出す。早起きしてお弁当を作った美穂は、その身勝手さに嫌気がさし、“幸せってなんだろう”とあらためて考えるようになる。だが、後日パート先で愚痴をこぼすと、先輩から「悪いところばかりでなく、いいところを探してあげて」と言われてしまい、「自分が夫に期待しすぎていたのか?」とモヤモヤが止まらない。そんな中、美穂は夫の誕生日のためにプレゼントを用意。にもかかわらず、プレゼントの包装すら開けようとしない夫にうんざりしていると、夫から「これあげるよ」と何かを渡されて…。夫からプレゼントをもらいました。ということは、少しは妻の私に感謝をしてるんでしょうか。言葉で何も言ってくれないから、夫の気持ちがわかりません。「ありがとう」って一言言ってくれるだけで、伝わるものはあるのに…。とはいえ、私も文句ばかりだし、これ以上関係を悪化させないためにもふたりの時間を作ろうとランチに誘いました。そんな私の思いとは裏腹に夫は「結婚して10年以上経つんだから会話がなくても問題ない」と言ってきて…。夫婦だからこそ、わかり合いたいと思う私は欲張りなんでしょうか? 夫の対応にがっかりしました。次回に続く(全19話)毎日更新!
2024年03月11日