ただ見るだけじゃもったいない!? 「動物園」で楽しみながら学ぶアイデア
こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。
清々しい秋晴れの日はお出かけしたくなりませんか?
今回は「家族で動物園に遊びに行きたい!」と考えているパパやママに、動物園で“楽しく学ぶ”アイデアをご紹介します。
●動物園に行く前に準備をする
何も準備をせずに動物園に行ってももちろん楽しめますが、事前に準備すると楽しみがさらに広がります。
たとえば、動物園でサイを見たとき、クロサイかシロサイ(アジアゾウかインドゾウか)かがわかったら、楽しくワクワクするわけです。
「これ知ってる〜!!」という時のお子さんの顔はきっと輝いています!
ですから、動物園に行く前に、“図鑑”などで動物たちの生態を調べて見ましょう。また、図鑑で知っていたことを実際に体験することで、興味はますます広がっていきます 。
動物の図鑑は何種類もありますし、図鑑以外にも動物の1日の様子や動物の親子などについて紹介している本はたくさんありますので、お子さんにぴったりな本を用意してみましょう。
●毎回のテーマを決める
ウンチに注目する日、エサに注目する日、鳴き声に注目する日、動物がいる場所(環境)に注目する日など、テーマを決めて動物園に遊びにいくのもオススメです。
ウンチをテーマにした漢字ドリルが流行ったように、子ども(特に男の子)はウンチが大好きですよね(笑)
図鑑を始め、動物のウンチをテーマにした本はたくさんありますので、それを読んでから動物園に行くと盛りあがります。
また、「どうして、あんなウンチなのかな?」と質問してみることで、それぞれの動物のからだの仕組み(例:胃の大きさ、消化管の長さなど)やエサの違い(例:草食、肉食、雑食)などを考えるきっかけにもなります。
「今度行った時にはどんなエサを食べているのか観察してみようか?」などと興味を広げることもできます。
●地図の有効活用
地図への興味を広げるためには、動物園マップを活用してみるのもオススメです。
動物園なら通常の地図よりも範囲が限定されていますので、地図に慣れるきっかけになったり、方向感覚を鍛えたりできます。
さらに、動物の居場所に注目することは、生息地(国)や動物の暮らしを考えるきっかけにもつながります。たとえば、カバとゾウでは暮らしている環境が全く違います。
なぜ、カバは水場のある場所で暮らしているのか、どうして、ゾウのいるところは土でいっぱいなのかを考えるきっかけになります。