スマホを持たせたくない!子どもが持ちたい理由に対してどう説得するか
こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。
内閣府が発表した調査によると、中学生のスマートフォン利用 は58.1%、小学生においては、29.9%が利用しているとのことでした。
「スマホを持たせたくない! 」と考えていらっしゃる親御さんも多いとは思いますが、著者もその1人です。
中2の息子とスマホをどうするかで話し合った時に、どう持たないという方向に説得したかをお話ししたいと思います。
みんな持っている
息子がスマホを持ちたいと言いだしたのは、中学1年の夏でした。その時に出た言葉が「みんな持っている 、持っていないのはオレだけだ。」です。
確かに、息子の学年で持っていないのは、息子を含め2~3人だけです。
そのことは知っていました。
著者:「みんなって誰?」
息子:「クラスのほとんど」
著者:「うちは高校生になるまでは持たせない考えなの。だからうちはうち、よそはよそだよ。」
息子:「友だち同士繋がりたいからさ。」
著者:「スマホがないと繋がれないの?友だちじゃないの?」
息子:「そういうわけじゃないけど…」
著者:「スマホを持ってなきゃ友だちじゃないっていうなら、そんなの本当の友だちじゃないよね。」
息子:「そうだけどさ…」
著者:「お父さんもお母さんもあなたをネット被害から守りたいの。だから今は必要ないと思っている。」
息子:「わかった…」
このように「みんなが持っている」という内容や屁理屈を言うような場合は、持たせない理由をはっきりと伝える ことが大切です。
連絡手段がないと困る
それでも食い下がってきて言った言葉がこれでした。
著者:「誰との連絡手段?」
息子:「家族と友だち」
著者:「確かにそうだよね。でも、家族は家に帰ってくれば話せるよね。それに体調が悪い時や迎えが必要な場合は、学校に電話があるし、先生からも連絡がくるから必要ないよ。」
息子:「友だちとは取れないと困る。」
著者:「スマホを使わなくても、家の電話からかければ問題ないよ。
持っている子の番号を聞いておけば大丈夫だよ。」
息子:「水泳(市外のクラブチーム)の時の迎えとかさ。」
著者:「お母さんが送迎して時間通り行っているし、電話をかけたくなったら、クラブからかけることができるよ。」
息子:「そうだけどさ…」
著者:「連絡手段に関しては、現段階では固定電話があれば大丈夫。今だって、友だちから家の電話にかかってくるでしょ。