子育て情報『そろそろ紫外線が…子どもの紫外線対策あれをうまく活用!』

2018年6月1日 18:18

そろそろ紫外線が…子どもの紫外線対策あれをうまく活用!

紫外線吸収剤は化学的に合成された有機化合物です。皮膚の表面で、紫外線を吸収して化学反応を起こして放出します。そのため、肌への負担が大きく、小さな子どもの肌には刺激が強いです。

一方、紫外線錯乱剤は、主成分が酸化チタンや酸化亜鉛で有機化合物ではありません。吸収剤と違って、錯乱剤は光を反射して跳ね返す性質があります。そのため、肌への負担が少ないとされています。

ただ、使用したことのあるママからは、「白浮きしやすくて固くて塗りにくい」 (30代2児のママ)という意見もあります。

白浮きを改善するために「ナノ化」された日焼け止めもあります。
しかし、錯乱剤の粒子が細かくなることで、皮膚の深層部まで成分が入ってしまうのではないか、という懸念もあります。

以上により、赤ちゃんや小さい子どもの皮膚には紫外線吸収剤無添加で、紫外線錯乱剤がナノ化されていないものを選ぶことをおすすめします。

・防御指数の低いもの
日本小児皮膚科学会推奨によると、日常使いにはSPF15~20、PA++ を目安にすれば良いようです。

・お湯や石けんで簡単に洗い流せるもの
あまり薄く塗っても効果が低いので、商品説明のとおり、しっかりむらなく塗ってあげましょう。また、帰宅後はすぐに洗い流してあげましょう。

子どもの年齢や用途によって臨機応変に対策を

・外遊び中もなるべく日陰で遊ぶように誘導する
紫外線量は日陰の場合、日向の約50%に減ります。また、曇りの日でも安心してはいけません。

なんと晴天の約80%の紫外線 が出ています。
公園での砂遊びなど、1か所に立ち止まって遊ぶ場合は、日陰に誘導しましょう。日陰がない砂浜などの場合は、テントやパラソルなどを利用して下さい。

・つばの広い帽子をかぶせる
日本小児皮膚科学会によると、“帽子のつばが7センチあれば約60%の紫外線をカットできる“とされています。

・日常使いのものとレジャー用とに使い分ける
前述した紫外線吸収剤と紫外線錯乱剤ですが、錯乱剤は紫外線を防ぐ力が吸収剤に比べて弱いというデメリットがあります。最近は、紫外線吸収剤をカプセルに閉じ込めることで、肌への刺激を抑える技術も生まれています。

日常生活には紫外線錯乱剤タイプを、レジャーで強い紫外線を浴びるときは肌荒れしにくい紫外線吸収剤タイプを選んでも良いでしょう。

・海などの夏のレジャーにはウォータープルーフタイプを
水遊び、プール、海水浴は最も紫外線の影響を受けやすくなっています。

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