子ども向けプログラミング教材「Scratch(スクラッチ)」とは? │ パピマミ
創造性系統を立てて考える力協調性
これらは将来どのような仕事に就いても応用できるスキルでもあります。
●ゲームなどの本格的な作品作り
Scratch(スクラッチ)は、学習用ソフトにも関わらず簡単操作でゲームやクイズなどの本格的な作品作りが楽しめます。
簡単なブロックの組み合わせとトライ&エラーを繰り返して作品作りに没頭できるのです。
自由に想像力を働かせたぶん、より本格的な作品を作り上げることができます。
Scratch(スクラッチ)のトップページには、全世界のScratch(スクラッチ)ユーザーが作った作品集があります。
自分の作りたい作品をより鮮明にイメージさせることもできますし、ここでは、驚くようなハイレベルな作品が多数あるのです。
参考にならないくらい高品質な作品も多数ありますが一度目を通しておくべき場所です。
Scratch(スクラッチ)の注意点
Scratch(スクラッチ)は、プログラミング学習を始める子どもにとってメリットがほとんどです。
あえて注意点を挙げるなら、Scratch(スクラッチ)から本格的な言語に移りにくいことでしょうか。
理由は、子どもにとって、Scratch(スクラッチ)は圧倒的に他の言語よりも使いやすいからです。
また、Scratch(スクラッチ)には、体系的なプログラミング学習のカリキュラムが用意されていません。
チュートリアルも最低限の内容です。
本格的なプログラミング学習と考えると物足りなさを感じたり、応用が利きにくかったりするかもしれませんね。
Scratch(スクラッチ)は、プログラミングを体験する教材しては優秀ですが、プログラミングを学ぶための教材ではありません。
プログラミングを学ぶには、自分で本やテキストなどの教材を用意する必要があるのです。まとめ
このように、Scratch(スクラッチ)は子どものプログラミング学習にとってメリットの多いビジュアルプログラミング言語です。
まずは、子どもが「プログラミングに触れる」機会を作ってあげましょう。
もちろん、お伝えしたデメリットもありますが、最初の取り掛かりには最適です。
これからますます社会はITと密接な関係になってくるので、プログラミングが子どもにとって苦手意識にならないようにしたいですね。
●ライター/高須 亮