小学校の入学前に! 日常生活で子どもに教えたい「学びのチャンス」とは

【ママからのご相談】
4月から小学生になる子どもがおります。今まで幼稚園での毎日は、遊びが中心。自由保育の良さで、のびのびと楽しく過ごしてきました。
小学校に入って、勉強する環境に慣れることができるのか心配しています。
●A. 日々の生活の中にある“学び”のチャンスを生かしましょう。
ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。
お子さんのご入学、おめでとうございます。
新しいお友達や先生との出会いに加えて、本格的に学習する環境になることへの戸惑い。お子さん本人はもちろん、ママたちにとっても当然大きなものでしょう。
平成27年7月、埼玉県が小学校1年生の保護者に行ったアンケート調査では、「入学前、わが子が小学校の学習についていけるか」「学習に興味や関心を持てるか」などの心配をしたという回答が多く見られました。
急に算数や国語をやりましょうと言うとハードルが高く、子どもが興味を持つかどうか心配になりますよね。
しかし、実は日常生活の中には“算数”や“国語”に通じるきっかけがたくさんあるということを、今回はご紹介していきたいなと思います。
●遊びの中にある学びのチャンスをみつけてみましょう
子どもが大好きな鬼ごっこは、“10までの数”を数えることが自然と身につく遊びです。
ぜひ一緒に鬼ごっこをして、「10まで数えたら今度は20まで数えてみよう」「10から1まで逆に数を数えて」というように遊びの中に数とのふれあいのチャンスを見つけ、楽しくトライしていくと良いのではないでしょうか。
ドッジボールをみんなでするときは、チーム分けをしますよね。
その際はお子さんに、同じ人数で2つのチームを作るにはどうしたらいいか、と質問を投げかけてみてください。割り算の基礎がそこに存在しています。
数に親しむ機会は遊びの中にたくさんある ので、それをママたちが見つけて、考えるきっかけを与えていくのは効果的だと思います。
そのような日々の遊びの中でお子さんが数に興味を持つようになったら、周りの大人たちはその興味・関心に敏感になり、答えてあげることでその理解が深まっていくのだと思います。
●スーパーでのお買い物は学びの宝庫
スーパーマーケットは、お子さんの知的好奇心を刺激するものにあふれた場所のひとつです。
たとえばお子さんが大好きなイチゴを買いに行くとき、イチゴは特定の季節でないとお店に並ばないということをママが話してあげるとどうなるでしょうか。