今どき禁止はかわいそう? 子どもに「ゲーム機」を与えることの是非
こんにちは。保育士ライターのyossyです。
近年の小学生ママがぶち当たる壁のひとつといえば、「いつからゲーム機を持たせるか」という問題ではないでしょうか。
公園で遊具の撤去、ボール遊びの禁止などがされるケースも増えており、子どもの遊び場は減っています。
また、子ども向けのゲームソフトはどんどん普及し、ゲーム機を使って友達同士で遊ぶ子どもも増えているようです。
では、実際にどれくらいの子どもがゲーム機を持っているのでしょうか?
●10歳以上の小学生のDS所持率約9割!
内閣府が平成22年度に行った調査によれば、満10歳以上の小学生が何らかのゲーム機をもっている割合は93.9%。
なかでも『ニンテンドーDS(またはニンテンドー3DS)シリーズ』 を持っている割合は最も高く、88.9% にのぼります。中高生よりも所持割合が高いという結果です。
また、ゲーム機を使用するうえでルールを決めている家庭は約5割。ルールを決めている場合は、利用時間を制限しているという家庭が多いようです。
●普及し過ぎていて、持っていないと子どもがかわいそう?
これほど普及すると、高学年になればなるほど所持していない子どもが少数派になってしまいますね。子どものゲーム機使用に関して悩むママたちの話を聞いてみました。
『わが家はDSを買っていないのですが、遊びに来る子どもの友人たちはみんな持ってきます。結果、わが子だけ1人ぼっちになってしまうんです。「ウチにくるときにはDSを持ってこないで、ほかの遊びをしようね」と言っても、子どもたちは言うことを聞きません。
悩みましたが、やっぱりゲームはさせたくないので、仕方なく習い事を増やして、友達との接点を減らしています 。
習い事をさせすぎるのもどうかと思うのですが、ゲーム漬けになるよりはと……』(小学3年生男児のママ)
『上の子が6年生になるまでDSを買いませんでした。でも、6年生にもなると、持っていないのはクラスでわが子ともう1人だけ!さすがに耐えきれませんでした。「ゲーム機を持たせるのは好ましくない」と考える家庭も多いようですが、所持率が上がるにつれ肩身が狭くなっていくので、どんどん脱落していく ……という感じです』(小学6年生、2年生姉妹のママ)
友人同士、ゲーム機で遊ぶのが当たり前になってしまうと、「子どもが仲間外れにされてかわいそう」