小4から必要!? 子どもに「携帯電話・スマホ」を持たせるときのルール
竹内氏が著書『スマホチルドレン対応マニュアル』の中で推奨している、段階を踏んだ検討の仕方をご紹介しますので参考にしてください。
●(1)使用が電話主体であれば“子ども用携帯電話”
保護者との連絡用として購入するのであれば、機能が制限されており、安全性の高い“子ども用携帯電話(ガラケー)”で十分です。
●(2)メールのやり取りがしたいなら“フィルタリング設定”した携帯電話(ガラケー)
「友達とメールのやり取りをしたい」「塾や部活動、習い事の連絡がメールで行われる」という場合には、大人が使うような携帯電話(ガラケー)が必要になります。
これらを購入する場合、必ずフィルタリングサービス を利用しましょう。
『青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律』 によって、保護者は携帯電話の使用者が18歳未満の青少年であることを申告する義務がありますし、携帯電話事業者も保護者からフィルタリング不要の申し出が無い限り、フィルタリングサービスを提供することが義務付けられています。
フィルタリングサービスを利用することで、自由にインターネット接続することを制限することができます。
●(3)インターネット利用を許可するなら“ある程度フィルタリング設定を解除したガラケー”
子どもと十分に話し合いをして、インターネットの利用は許可するけれども、無料SNSアプリやオンラインゲームの利用は許可しないという場合は、ある程度フィルタリング設定やペアレントコントロールの強度を弱めた携帯電話(ガラケー)がおすすめです。
購入店で、フィルタリング設定やペアレントコントロールの強度について詳しい説明をしてもらい、適切な設定ができるか確認をしてください。
また、子どもと“携帯電話を使用する上でのルール(利用時間や場所など)” をきちんと決めることが大切です。
スマホの場合は、無線LANやアプリを使ってのインターネット接続などについてフィルタリングがかからない場合があります。
●(4)インターネット、無料SNSアプリ、オンラインゲームの使用を認めるならスマホ
子どもがどうしてもインターネット接続、無料SNSアプリ、オンラインゲームをしたいと言い、保護者もそれを認めるならば、スマホの購入を検討する段階です。
その場合でも、フィルタリングサービスを利用することをおすすめします。