もう4歳なのにナゼ? 子どもの「指しゃぶり」をやめさせるサポート方法
【ママからのご相談】
4歳の娘がいまだに指しゃぶりをしていて不安です。遊んでいる間も保育園にいる間もずっとこの調子です。
なんとかやめさせようと、口から指を離されたり、「ダメだよ」と優しく言いつけたりしています。
しかし、なかなか治らず、このままずっとクセとして残るのではないかと心配です。どうすれば指しゃぶりをやめさせることができるのでしょうか。
●A. お子さんの心が、満たされる状態になればやらなくなります。
こんにちは。メンタル関連を中心に書いているメンタルケア心理士の桜井涼です。
ご相談ありがとうございます。
指しゃぶりでお困りなのですね。指しゃぶりは、心の中にある不安を何とかしようとして無意識のうちに出てしまう行動です。
4歳であれば、環境の変化やちょっとしたストレスで始まってしまうことがあります。
多くの子どもたちが指しゃぶりや爪かみなどさまざまな行動に起こします。しかし、心が落ち着けば自然となくなります。
お子さんが発している心のサインが何なのかを調べてみると、早い段階で心を満たしてあげることができるかもしれません。
●心のサインが行動に出ている
人の心と行動は非常に密接に関わっており、切り離すことができません。
そのため、心で不安に感じることがあると、それを行動に出してしまうことがあります。
例えばウソをついた場合、不安な気持ちを抑えるために、
・鼻をさわる
・身振り手振りが大きくなる
・手を隠す
・ツバを飲み込む
などの行動でごまかそうとします。
ご相談者様のお子さんの場合は、よく指をしゃぶっているとのことですので、同じように何らかの不安な気持ちを抱えているのかもしれません。
一般的に、指しゃぶりや爪かみ、タオルやぬいぐるみなどを持ち歩くなどの行動は、精神不安 を意味すると言われています。
つまり、それらの行動は心の安定をはかる目的で行われており、不安を強く感じたときの心の支えとなっているのです。
また、このような行動を取るのは、2~4歳くらいから始まるお子さんが多い です。
この年齢になると、語彙が増えてきているのに気持ちをうまく伝えることができないというストレスを感じることもあります。また、親の様子や人との関わりにも不安を感じ取りやすくなります。
こういった精神不安な状態の子にさらにストレスがかかると、吃音が出てきたりすることもあります。