あなたはどう思う? 震災時の「テレビ番組の自粛」に関する意識調査
として、『自粛ムード、不謹慎連呼、被害の悲惨さばかり流すテレビ』と書かれています。
約2万件もリツイートされたこの文章は、“自粛することの意味” について改めて考えさせられるものがあります。
本来”自粛”というのは被災者のために行われるものであって、被災者が「自粛しなくていい」と言っているなら、自粛する必要はありませんよね。
「自粛しない」という行為が被災者を見捨てるということではありませんし、「自粛する」という行為が必ずしも被災者のためになるとは限りません。
私たちが持っている“被災者への思い”は、部外者の無責任な叱責ではなく、常に被災者の気持ちを軸にして持っておくようにしたいですね。
●「自粛すべき」は24%
震災時のテレビ番組の放送を「自粛すべき」と答えた人は24%となりました。
『たしかに過剰な自粛は考えものだけど、せめて地震直後は自粛すべき。それが普通の感覚だと思う』(30代ママ)
『あなたが泣いて落ち込んでいるとき、目の前でゲラゲラ笑われたらどう思いますか?』(40代ママ)
『頭では「自粛しないほうがいい」という意見に賛成なんだけど、芸人がバカ騒ぎしている番組をみると……違和感を抱かないと言ったらウソになります』(20代ママ)
頂いたコメントで多く見られたのは、「ずっと自粛はナンセンスだけど、ある程度は必要 」という旨の意見でした。
他人に共感する能力というのは、人間に備わった素晴らしい能力です。
そのため、「被災者がかわいそうだから、自粛するべき」という感情は人として持って当然だと思います。むしろ尊い感情であると言えます。
おそらく堀江さんのように「自粛行為」を批判している人たちは、一部の“被災者の感情を無視した自粛の押しつけ” をしている人に向けられたものだと思います。
繰り返しになりますが、自粛とは被災者のためにするもの。
頑に「自粛すべき!」「自粛すべきでない!」と決めつけずに、彼らが本当に求めていることをしてあげたいですね。
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あなたはどちら派ですか?
「自粛すべき」と答えた人も「自粛すべきでない」と答えた人も、根底にある「被災者のために」という思いは一緒だと思います。
どちらが正しいというものではありませんが、常に被災者の気持ちを視野に入れて考えるようにしたいですね。
【参考リンク】
・【アンケート結果(2択)