ウチの子そうかも? ママが確認すべき「発達障害」の種類&特徴
こんにちは。子育て研究所代表の佐藤理香です。
今年度からお子様が入園したり、入学したりと、新しい環境にも徐々に慣れてきたころではないでしょうか。
すでに、子どものことで早速注意を受けてしまったという親御様もいると思います。特に、集団生活に慣れるまではマイペースな子どもが多いので、こういうことはよくあります。
一方で、集団生活に入るこの時期は、他人の子どもの中で、自分の子どもがどう振る舞っているのかを確認できるようになります。
「あれ?うちの子、ちょっと変」「他の子と違うみたい」と、わが子に何か障害があるのでは?と疑問を感じ始める時期なのです。
場合によっては、他人の噂や他の親の目線でわが子の異変に気がついたり、園から専門機関の受診を勧められた友人もいます。
そこで今回は、子どもの発達障害の基礎知識についてまとめたいと思います。
“自閉症”や“アスペルガー”など、一度は聞いたことがある発達障害。脳科学の発達に伴ってさまざまな症状ごとに分化していますので、内閣府の情報を参考にお伝えします。
●発達障害にはどんな種類があるの?
以前は、発達障害をもった子どもは「自分勝手」「変わっている」「困った子」 と誤解されていました。
親のしつけが悪い、教育ができていないなどと言われ、脳機能の障害だとは理解されていなかったのです。
その後、脳科学の発達にともない、発達障害は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害であること。
発達障害がある人はコミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手 であることがわかってきました。
さらに詳しく分析される中で、発達障害でも、症状が少しずつ違うことなどから、現在は多くの専門的な障害名が付けられています。
今回は、発達障害でも代表的な『自閉症』、『アスペルガー症候群』その他の『広汎性発達障害』、『学習障害』、『注意欠陥多動性障害』を取り上げます。
なお、発達障害は多様です。障害が複数重なって現れることもありますし、年齢や障害の程度、生活環境によっても症状は違ってくることを前置きしておきます。
【画像出典元】発達障害って、なに? | 政府公報オンライン
●(1)広汎性発達障害・自閉症・アスペルガー症候群
上の図を見てください。これを見ると、代表的な発達障害がとても理解しやすく分類されています。
「うちの子、自閉症じゃなく広汎性発達障害だったわ」