あの芸能人も突然死! 「虚血性心不全」のリスクを減らす方法5つ
よく「禁煙するとストレスで余計に不健康になる」という人がいますが、バッサリ切ってしまえばそういう方は、ストレス解消法の引き出しが貧しいだけです 。
どうせ依存するならば、タバコより楽しい、マトモなものに依存する方が好ましいでしょう。趣味はもちろん、ハーブティやアロマなど体に良い嗜好品もたくさんあります。
禁煙に関しては、言い訳ばかりが頭を渦巻いている状態なら、専門家の介入がベストです。禁煙グッズや禁煙外来を利用してでも、禁煙されることをお勧めします。
また、一日の飲酒量を以下のように抑えてください。
・ビール:500mlまで
・日本酒:1合まで
・焼酎:100mlまで
・ウィスキー:ダブルで1杯まで
ごくたまの飲み会で多少量が増えることは別として、極力適量を守り、週に2~3回の休肝日も厳守しましょう 。頻繁な大量飲酒はもちろんタブーです。
●(2)BMIの改善・維持
虚血性心疾患の予防に関していえば、太りすぎもタブーですが痩せすぎもよくないと言われています。BMI22が標準値 なので、ここから極端にずれない数値を保てるようにしましょう。
●(3)食事内容の改善
BMI維持のためにカロリーを控えめにすることも重要ですが、栄養バランスもさらに重要です。
1日の野菜の必要量と言われる350gについては「そんなに食べられない」「野菜は高いから理想論」という意見も多く聞かれますが、ご自分の将来への投資と考えると、ここは力を入れる部分です。
食物繊維を豊富に含む野菜をはじめ、魚、豆類なども虚血性心不全のリスクを抑えてくれます 。
●(4)睡眠と運動
運動の中でも、誰にでもできて効果的なウォーキングは病気の予防に高い効果を示します。
20代~30代で1日6,000歩から10,000歩程度の運動量が必要 です。中高年の方は多少歩数を減らし、体力に合わせて調整しましょう。
最近ではスマホに万歩計機能ついていたり、アプリもあるのでぜひ活用してみてください。
前田健さんは、亡くなる直前にお仕事の収録のため陸上競技をこなしていたそうですが、日ごろからしっかり運動しておかないと、運動そのものが体への負担となってしまうこともあり得ます。また、1日8時間程度たっぷり睡眠を取ることも効果的な予防策 と言われています。
これは忙しい子育て世代、仕事をしている人、多趣味な人にはなかなか難しく、筆者も1日4時間程度しか眠れていないのでハードル高く感じるところです。