現役教師に聞く! 子どもが「居残り」させられるワケ&対処ポイント
また、居残りが長引いて帰りが遅くなってしまうことに懸念を抱く人もいると思います。
そんなときは、自分一人で悶々と抱え込むのではなく、担任の先生と居残り時間の上限について相談することが一番の解決方法 だと思います。
担任の先生と直接話をすれば、子どもの学習状況を知ることができるので、どのような対策を取るべきかを考えることもできます。
そうやって情報を共有することで先生、子ども、親の三者がより良く過ごすことができるはずです。
相談者様からこのようなお話をいただいたとき、私も同じ立場であると感じました。ちょうど私の息子も居残りをさせられるようになったからです。
居残りによって部活の時間に間に合わないと一番悩んでいるのは息子だと思い、思い切って担任の先生と電話でご相談をさせていただきました。
話し合いをすることで情報を共有することができましたし、息子を主体としてお互いどのような対策を取ればよいのかを決めることができました。
居残りをさせられている子を持つ同じ親として、相談者様のお気持ちは本当によくわかります。
お子さんのためにも、日々の連絡帳・電話・参観日の後の保護者懇談会 などで先生に相談をする機会を持たれてみてはいかがでしょうか。
きっと、先生がどういう考えで居残りをさせているのかを知ることができますし、心の中にあるモヤモヤした気持ちを解消することができると思います。
ぜひ一度先生とお話ししてみてください。ご相談ありがとうございました。
【参考文献】
・『ほめるとき、叱るとき、諭すとき、最強の子育て思考法』和田秀樹・著
●ライター/桜井涼(フリーライター)