母乳が心配なママに! 薬やエナジードリンクに頼らない「疲労回復」のコツ
【ママからのご相談】
4月から子どもを保育園に入れて、職場復帰をしました。わかっていたこととはいえ、やはり仕事と育児の両立は大変で、週末休むだけではなかなか疲れが取れなくて悩んでいます。 でも、まだ夜間は授乳を続けているので、薬や栄養ドリンクはできるだけ頼りたくありません。何か良い疲労回復法があれば教えてください。
●A. 休息と睡眠が一番ですが、簡単に手作りできる柑橘(かんきつ)系ドリンクもおすすめです。
ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。
育児とお仕事、毎日お疲れさまです。
お子様が保育園に入園されたばかりとのことですので、生活環境が変わられたばかりですから、特に精神的にも肉体的にもお疲れが出るころなのかもしれませんよね。
そして、夜間の授乳も続けられているとのことで、母乳へのお薬の影響もご心配なお気持ち、よくわかります。
そこで今回は、母乳に影響が少なく、できるだけママのお仕事や家事の疲れも和らげてくれるような身近な食材を使った体に優しい手作りドリンクの作り方をいくつかご紹介します。
●“疲れ”に良い食材とは?
仕事での疲れ、スポーツでの疲れなど“疲れ”にもいろいろありますが、そもそも、どうして“疲れ”というものが起こるのでしょうか。
それは、人間が食べ物を食べ、その食べ物が体の中でエネルギーに変わるときに必要となるクエン酸 という物質が不足しているためです。
クエン酸が不足すると、乳酸という疲れの元になる物質が体内に増え、エネルギーの産生もうまく行われなくなってしまうので、さらに疲れが増してしまいます。つまり、疲れを回復させるにはクエン酸を摂取するのが近道 となるのです。
それでは、効率よくクエン酸を摂取するにはどんな食材を選べばよいのでしょうか。
クエン酸を多く含む食材の代表は柑橘系の果物です。レモン、グレープフルーツ、イチゴ、パイナップル、キウイ、リンゴなどに多く含まれています。
ビタミンは熱を加えると壊れてしまうものも多いですが、クエン酸は熱を加えても壊れないので、果物をそのまま食べるのが苦手な方は、ドリンクやジャムにして摂取するのがおすすめです。
●自家製クエン酸ドリンクのススメ
クエン酸は加熱しても大丈夫とはいえ、ジャムを手作りするのは手間がかかります。しかし、材料を準備してミキサーにかけるだけの手作りドリンク なら手間いらずでとっても簡単。