手が震えて家事が困難! 先輩ママの壮絶な「キッチンドリンカー」体験談
近頃専業主婦の間で『キッチンドリンカー』が増加していることをご存じですか?
キッチンドリンカー(キッチンドランカー)は、もともと主婦が料理に使うお酒を味見していくうちにアルコール依存症に陥ってしまう現象を指しますが、 現在では料理中に限らず家事の息抜きとしてお酒を飲んでしまう人のことも含まれます。
“お酒がないとろくに家事ができない状態の人”と言い換えることもできます。
なぜ世の専業主婦たちはキッチンドリンカーになってしまうのか、実際に経験したママたちの体験談を集めてみました。
●ママたちが“キッチンドリンカー”になってしまった理由3つ
●(1)育児のストレス
『子どもと一緒にいるとひと時も気が休まらないので、保育園に行かせている間にひたすらお酒を飲んでいました。はじめは“気晴らし”程度でしたが、気づくとお酒なしでは手が震えて家事もできない状態に。とくにお酒の抜けている朝は、子どもを見送る手が震えて止まりませんでした 』(32歳女性/5歳女児のママ)
子育てのストレスが原因でお酒に手を出してしまったという人はとても多いようです。たしかに子育ては精神的に大きな負担がかかるので、どこかで息抜きをしなければ潰れてしまいます。
しかし、お酒に逃げてしまったことでアルコール依存症になり、一人の時間が怖くなって逆に気が休まらなかったというケースも少なくないようです。
自分を送り出してくれるママの手が不自然に震えているのを、子どもはどんな気持ちで見ていたのでしょうか。アルコール依存症の怖さが分かるエピソードですね。
●(2)夫婦間の軋轢
『昔はラブラブで優しかった夫が、子どもが産まれたとたんに冷たくなったように感じました。「もしかして浮気してるのかな?」「私は家事も育児も大変なのに、優しい言葉一つもないの?」などと疑心暗鬼になり、気づいたら昼間っからお酒をあおる毎日。アル中になった私を見かねて、夫は家を出て行きました…』(41歳女性/12歳男児のシングルマザー)
夫婦関係の冷え込みも、キッチンドリンカーの引き金となることが多いようです。幼い子どもを持つ専業主婦は、育児や家事のためにほとんど外出できないため、夫だけが話相手という人も少なくありません。
そんな孤独な環境にも関わらず夫婦関係がこじれてしまうと、ストレスを発散する機会を失ってしまい お酒に逃げ込んでしまうようです。