本当に間違いだったの? ゆとり教育で評価できたところランキング
ドラマ『ゆとりですがなにか』で注目を集めている“ゆとり世代”。
「ゆとり世代は打たれ弱い」「ゆとり世代は頭が悪い」などと批判されがちな彼らですが、 馳浩文化相が“脱・ゆとり宣言”をしたことで、「自分たちを失敗作扱いするな!」という意見が多く出ています。
本当に“ゆとり教育”は間違った政策だったのでしょうか。何一つメリットがなかったのでしょうか。
そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに「ゆとり教育で評価できたところ」について聞いてみました!
●ゆとり教育で評価できたところは?
・1位:デメリットしかなかった……45%(53人)
・2位:土曜日が休日になったところ……31%(37人)
・同率3位:個性を尊重できたところ……10%(12人)
・同率3位:価値観が多様化したところ……10%(12人)
・5位:運動能力が比較的高くなったところ……3%(3人)
・6位:協調性を養えたところ……1%(1人)
※有効回答者数:118人/集計期間:2016年6月16日〜2016年6月20日(パピマミ調べ)
●「デメリットしかなかった」が約半数
『ゆとり教育は完全な失敗だったと思う 。学力も低下し、コミュニケーション能力も低下し、打たれ弱い人間が育った。本当にゆとり世代の若者には同情する』(40代ママ)
『楽して育てるゆとり教育にいい面なんてあるはずない。社会に出ても甘さが目立つし、仕事よりもプライベートを優先する自己中心的な人間が多いように思う』(30代パパ)
なんと約半数の人が「ゆとり教育にはデメリットしかない」と感じていることが分かりました。
このような意見はとくに“ゆとり教育”を経験していない世代の人に多く見られますが、ゆとり教育で育った人自身が「メリットなんてなかった」と感じている例も少なくないようです。
ゆとり世代には“やる気”、“向上心”、“競争意識”が足りない傾向にあると言われていますが、社会に出るとそれらは全て必要な要素です。
上司から厳しい言葉をかけられて簡単に落ち込んだり、他者との激しい競争に気後れしたりする自分を情けなく思う人も多いようです。
そうした挫折のなかで、「ゆとり教育じゃなければ……」と自己嫌悪に陥るのかもしれません。ゆとり教育にはデメリットしかなかった……そう感じる人の割合が一番多いという悲しい結果となりました。
●「土曜日が休日になった」