ちゃんと気付いてる? 子どものイジメを見抜く方法と対処時のポイント
たとえば、
・「ただいま」の声の変化
・服に靴の跡がついている
・文房具などをよくなくす
・ノートや教科書に「バカ」などと落書きされている
・おこづかいの減り方が早い
・朝、登校をしぶる
などです。
また、常日頃子どもに「~はどうなの?」「~はどうしてる?」といった「YES/NO」で答えられない質問 をしてみましょう。
「マラソンの練習はどうなの?」などの何気ない会話を仕掛けることで、返事の仕方・声の調子で子どもの微妙な変化がわかるものです。
●親が慎重に対応することが大切
もし自分の子どもにイジメの兆候が見られたとしても、感情的に突っ走ってしまうのは得策ではありません。まずは、少しの間冷静に見守ることが大事です。
もし学校に助けを求める事態になったときは、
・学校はイジメを隠蔽する可能性もあると肝に銘じて行動する
・学校側に相談する際は“イジメ”という言葉を使わない
・子どもの被害を具体的に訴える
・なるべく親一人で動かず、味方を巻き込む
・けんか腰で乗り込まず、「一緒に解決したい」という姿勢で臨む
いずれにせよ、常日頃から「いざというときに頼るべきは親」ということを子どもに伝えましょう。
「もし、イジメがあったら許さない!あなたに何かあったら絶対に守ってあげる」という断固とした態度が、子どもが親に心を開くかどうかの肝になります。
【参考文献】
・『尾木ママの「脱いじめ」論』尾木直樹・著
●ライター/渦マキ(フリーライター)