パニックになる前に! 徹底したい“迷子”の防ぎ方とはぐれた際の対応策
確かにその通りです。
さらに、ピンなどで名札をつけたり、帽子に大きく名前を書き入れるのは、不審者の声掛けを助長する可能性があるため避けるべきで、名前や連絡先を書いた迷子札を首から衣類内側に下げるといい と教えてくれました。
『迷子は連れ去りなどの犯罪にもつながりやすい』との彼の言葉に、迷子対策の重要性を再認識しました。
●迷子のときに頼る相手は迷子が選ぶ
迷子を100%防ぐのは難しいことです。
ただ、迷子になったときに少しでも早く見つけ出すためにも、連れ去りなどの犯罪に巻き込まれないためにも、「もし迷子になってしまったら」の対策は親が考えるだけではなく子にもしっかりと言い聞かせておく必要があります。
「ママとはぐれたときにはどうするの?」この質問に、お子さんは正しい答えを出せるでしょうか?
「通りかかった人に迷子になったと言う」「泣く」「探す」といった答えだとしたら不安です。
迷子になった息子が通りかかった人に数時間にわたって連れ回された経験を持つママ(40代)は、『声をかけてくる人ではなく、子どもが声をかける人を選ぶ必要がある』と言います。
『通りかかった人や声をかけてくれた人ではなく、コンビニなどの店に入ってそこの店員に迷子札を見せるのがベスト 』。
これなら、怪しい人に当たる可能性は最小限におさえられるわけです。
子どもには思いつかない知恵だけに、親の日ごろからの言い聞かせがモノをいいます。
●まとめとして
子どもから目を離さない、手を離さない。これは迷子対策の大原則ですが、十分に気をつけているつもりでも迷子は起きてしまいます。
できる限りの努力で迷子を防ぎつつ、迷子になってしまったときの対策も練っておく必要があることをお分かりいただけたと思います。
日常生活ではしっかりしている子でも、知らない場所では勝手が変わり、迷子になることも珍しくありません。
迷子になって一番つらいのは子どもです。不安を取り除いてあげるための工夫は、親の側で考える必要があります。
そこで、家族団らんの時間やショッピングに出かけた先で、迷子になってしまったときにどうすればいいのかを子どもと一緒に考えて、ロールプレイを行っておきましょう。子どもも楽しく対策を身につけることができるのでおすすめです。
●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
上手くなりたいと言うのに自主練しない。アドバイスも嫌がる息子に頭を悩ませている問題