頭が反らせない? 放っておけない“頸椎ヘルニア”の怖さと注意ポイント
たとえば、うがいをする動作や車でバックするとき後ろを向く動作、美容院のシャンプー台などが大変苦痛になります。
相談者さまのように自転車に乗っていて後ろを振り向く動作もかなり困難になってくるはずです。
●治療
・初期の場合は、様子をみながらリハビリや投薬治療を受ける
・症状が進行してしまった場合は、手術を受ける場合もある
筆者のかかりつけの医院では、くれぐれもマッサージや整体は避けるようにとアドバイスを受けました。
専門医のアドバイスを受けながらの施術であれば大丈夫とのことです。
●スマホやPCを使う方は要注意!
スマホを長時間使用したり、仕事でPC作業をしたりするときは、意識して首に負担がかからない姿勢をとるように注意しましょう。
“肩を丸めず張り気味にあごを引く体勢” を心がけると良いとのことです。
●首に負担をかける枕はNG
首が真っすぐになるような高さの枕で寝るようにしましょう。枕の“合う合わない”は、寝方や首の形状によって個人差があります。
タオルを重ねて首に負担をかけない高さを作ったり、薄いクッションなどで自分なりに調節したりするのが良いそうです。
横向きに寝る方は、抱き枕を用意して上側にくる腕を抱き枕に乗せる のがおすすめです。
筆者が何度か経験したことですが、枕の位置を直すため無意識に首をそらせた姿勢で、枕を引っぱった拍子に“バリバリ”と電気が走るような痛みを引き起こしたことがあります。
勢いよく首に負荷をかける動作は要注意です!
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ここでご紹介したような症状がある場合は、早めに整形外科に行ってレントゲンを撮ってもらうことをおすすめします。
初期であれば何か月かのリハビリで良くなりますが、悪化してしまったら最悪、手術しなければ治らない場合もあります。
【参考文献】
・『首・肩の激痛、腕のしびれが消える! らくらく3分頸椎症改善ストレッチ』竹谷内康修・監修
●ライター/渦マキ(フリーライター)
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)