インター校がお手本!? “小学校への苦情”の申し入れを行うときの注意点
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
夏休みも終わり、日本を離れてインターナショナル校や現地校に通わせている日本人家庭のお子さんが、日本国内の公立小学校での体験入学を終えて戻ってきました。
この時期、ママたちのあいだで盛り上がるのが「学校」の話題です。
特に、インター校では当たり前にできる“学校への苦情 ”の申し入れについて、日本の学校を経験して新たに知ったり感じたりすることが多く、毎年ちょっとした議論になるほどです。
学校の子どもへの対応について、親から教師側に対して意見や感想を抱くのは、日本在住で普段から日本の小学校へ通わせていようが、年に1度数週間の体験入学であろうが、変わりないはず。
ただ、その苦情を申し入れていいのかどうかで判断が違ってきます。
海外在住だからこそ、インター校と比べてしまうからこそ、気になり、驚くことも多いのも確かですが、その違いを知った上で、“日本の小学校に対する苦情のあり・なし ”についてまとめてみました。
●できるだけ我慢の日本式
「あれ?」と疑問に思っても、「え?」と戸惑いを覚えても、その場では飲みこんでおき、できれば我慢するのが多くの日本の学校スタイルのようです。
どうにも我慢ができないときだけ、それでもできるだけ角が立たないように注意を払って学校側に伝えていきます。
●些細なことでもすぐ一言のインター校
インターナショナル校にも個性があり、多少の違いはありますが、一般的に親たちはかなり自由に教師や校長、経営者などと意見交換を行います。
アポを取っていなくても、勉強や子どもに関することであれば、いつでも校長に声をかけることができる という気楽さから、疑問や苦情を抱え続けることはあまりありません。
●親の口出しがプラスになる場合
親が学校側に意見をするとき、それは子どものためにも学校のためにも「良かれ」と思っての行動であるはずです。
ただ、学校には学校の方針があり、子どもと一言でまとめるには多すぎる数十人から数百人単位の子どもたちがそこで学習しています。
そのため、親が意見をするにあたっては、それが自分の子どもを含めた子どもたちに大きく関係することであり、それが子ども(たち)に深刻な害を及ぼす可能性がある 、または大きなプラスになる 場合であれば、積極的に話し合いの場を作っていく価値があるでしょう。