ドコがいいの? 引越し前に知るべき“子育てしやすい町”の探し方3つ
子連れでの引っ越し。最も気になるのが“転居先は子育てしやすい街かどうか”という点ですよね。
実はわが家も、第一子の就学を控えて引っ越しを考えています。
今住んでいるのは東京23区内のとある下町エリア。交通の便が非常によく、商業施設も病院も充実している大都会です。 子どもがいない間はとても気に入っており、夫婦そろって十年以上にわたり住み続けてきました。
しかし、いざ出産し、子育てしてみるとわが街の印象は一転。大都会ゆえの緑のなさや、裏道の治安の悪さ、一歩入ると歓楽街の景色がひろがっている点などが急に気になり始めたんです。
周りのママ友たちも、「ここは便利だけれど、子育てにはちょっと向いていないわよね」と口をそろえて言っています。
育児に向いている、子育てしやすい街ってどんなところだろう?私と同じように悩んでいる方のために、今回は“子連れ引っ越し”の経験者たちからチェックポイントを聞いてきました。どうぞ参考にしてください!
●(1)助成金の額と種類は必ずチェックすべし
『助成金の種類と額は必ず調べます 。助成金の金額が多い自治体は、子育て支援への意欲が高かったですね。行政による育児のサポートが充実していたり、キッズルームや公園がじゅうぶん整備されていたりなど、子育てはしやすかったです』(46歳女性/団体職員)
出産祝い金、育児補助金、認可外保育園や私立幼稚園へ入れるときの助成金……子育てに関する助成金はさまざまありますが、その種類や金額は、自治体によって大きく異なります。
例えば、子どもの医療費助成。東京都23区内で比較すると、多くの区が中学校3年生までの医療費を無料とする中で、千代田区は高校3年生まで無料 と定めています。
部活で怪我をすることも増えてくる高校時代、医療費が無料なのはうれしいことですよね。
●(2)治安、病院数、公園……住環境の確認は徹底的に!
転居するなら住環境は当然気になるところ。子育て世帯はどのような点に着目しているのでしょうか。
『治安や民度は徹底的に調べました。自分の足で子どもの行動圏内を歩いてみて、空気を実際に感じるべきですね。できれば朝、昼、夜と時間を変えて何度もチェックしてみましょう 』(39歳男性/運送業)
『居住エリアの病院事情は重要なポイントです。大きめの病院があっても、その中に小児科がないケースもあります。