治すなら秋冬がチャンス!? 水虫の家庭内感染のメカニズムと治療法
こんにちは。シルバーウィークは子どもたちの手足口病の看病で終了した、フリーママライターの横山かおりです。
2学期がはじまり感染症の流行もやってきました。おびえてばかりはいられないので、免疫力アップに力を注ぎましょう!
さて、だんだんと涼しくなってきましたが、これは“水虫治療の季節”ということをご存じでしょうか?
今回は都内皮膚科に勤める50代の女性医師に、“水虫の家庭内感染”について聞いてきましたのでご紹介します。
●水虫は家族間でうつりやすい
“水虫”というと、男性がなるというイメージがありますが、そんなことはありません。女性や子どももなる危険は十分にあります。
医師によると、
『水虫はそもそも、白癬菌(はくせんきん)というカビが足の裏や足の指のあいだで繁殖して起きるものです。感染症なのでうつる危険はもちろんあります。
家の中で家族全員はだしで生活している場合、ひとりでも水虫感染者がいると菌を家中にばらまいていることになります。
感染力はそこまで高くはありませんが、湿った場所が好きなカビが寄りそうなタオルやバスマット、足ふきタオルは別々のものにするのがオススメです。スリッパも自分のを決めて履くようにしましょう』
とのこと。
水虫=カビ なのですね。これは子どもが感染したら危険です。とにかく清潔にすることが第一。
お風呂でもしっかり足の指と指のあいだまで洗うように気をつけましょう。
●水虫の治療法
万が一水虫になってしまった場合、どのような治療法があるのでしょうか?
『塗り薬や飲み薬で治療します。
かゆみなどが落ち着いてくると、勝手に薬をやめてしまう人がいますがそれはよくありません。菌はすぐには死滅しない ので、自己判断で薬を中断することはやめましょう。
自分で水虫だと思っても、違う病気の場合もあります。怪しいなと思ったらまず皮膚科へ行って診断を受けることが大切です』
水虫なんて恥ずかしいな、と思ってなかなか病院へ行けずにいると、悪化してしまったり家族に感染させてしまったりする可能性もあります。
まずは病院へ行って診てもらうことが大切ですね。
●秋冬は治療の季節
湿度が高く蒸し暑い夏は水虫になりやすい季節。つまり、これからの涼しい季節は水虫治療の季節 でもあるのです。
次の夏を気持ちよく迎えるためにも、少しでも「かゆい」と思ったら皮膚科へ相談しに行きましょう。