ママ友に会うのが怖い!? “公園うつ”の特徴と克服した人の体験談3つ
まるでかくれんぼか追いかけっこのような毎日に疲れたときには公園うつになっていた のです。
「公園で子どもと遊んで何が悪いの?」と思いつつ、かくれんぼの状況にいたたまれず、しばらくは外出そのものがつらくなって引きこもりになってしまったそうです。
●(3)公園ママ友LINEトラブル
LINEなどのソーシャルネットワークは便利なコミュニケーションツールですが、その使い方によってはちょっとした凶器になることもあります。
『毎日何十回と送られてくるLINEすべてに返信しなくちゃいけないプレッシャーに押しつぶされそうだった』とはHさん(37歳)の言葉。
Hさんが公園で知り合ったママたちは、子どもの通う幼稚園や保育園も住所もバラバラだったため、LINEでお互いにつながることで連絡を取り合っていました。
ただ、7人のグループメンバーがそれぞれにメッセージを送り合うたび、グループメンバーとして“既読”をつけ、場面によっては“返信”を求められる、その煩雑さにイライラ 。
もともと活動的なHさんは、スマホを常にチェックしているタイプではなく、ふと気づくと何十件とたまっているメッセージにうんざりして放置することもあったそうです。
『でも、次に公園で会うと、「どうして返信してくれないの 」と責められるんです』。
Hさんはこのママ友たちと距離を取ろうとしますが、LINEはお構いなしに送られてきます。
子ども同士は仲のいい遊び仲間になっていたことから、グループから完全に抜けてしまうわけにもいきませんでした。
イライラしたり落ち込んだりを繰り返すHさんにご主人がある提案をします。それは、スマホを諦めることでした。
『でも、それでスッキリ。その後は以前使っていたガラケーだけにしてLINEは使わないことにしたんです』。
後になって『あれって、公園うつだったんだなぁ』と思ったというHさん、「いつになったスマホを買うの?」と聞いてくるママ友に「子育てが終わって余裕ができたらね」と返しているそうです。
●まとめ
公園うつは、「公園へ行きたいけど、公園へ行くとママ友と会って話をしなくちゃいけない」というストレスから起こります。
現れる症状は、頭痛や腹痛、引きこもり、気分の激しいアップダウンなど、まさにうつそのものです。
公園に行く目的は子どもと遊ぶことのはず。
そこで、一つの公園にこだわらない、時間帯を決めない、大人が一緒でなければできない遊びを持ち込むなどの工夫でママ友との付き合いを薄く短くし、公園うつを予防してみてはいかがでしょうか?
●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
●モデル/倉本麻貴(和くん)